フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体 三葉虫 販売

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フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体/【tr1381】

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr1381】

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フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その1)

こちらは、モロッコの約4億年前の地層(デボン紀層)から発見された三葉虫、ホラルドプスです。特徴的なフリルがしっかりと保存されています。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その2)

顔をクローズアップすると、ホラルドプス特有の半円柱状の大型の複眼が存在感を放ちます。左右に伸びる立派な頬棘も明瞭で、属の特徴がよく分かる美しい保存状態です。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その3)

この個体は、ちょうど海底の岩を乗り越えるような、ダイナミックなポーズをとっています。デボン紀の浅い海で、海底をめぐりながら有機物や小動物を探していたホラルドプスの姿を切り取って現代にタイムスリップさせたような、素敵な標本です。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その4)

ファコプス類三葉虫といえば、この複眼。独立した小さなレンズが集合し、高い視覚能力を発揮していたと考えられています。暗い海底でも周囲の動きを素早く察知し、効率よく餌や敵を見分けていたのでしょう。複眼は現生昆虫にも広く見られる仕組みで、解像度は高くないものの、動く物体を捉えるのに非常に優れていると言われます。ホラルドプスもこの視覚を武器に、捕食や回避行動を行っていたと推測されています。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その5)

冒頭でもお見せした、シンボルマークともいえる尾部のフリルです。非常に丁寧にクリーニングされ、細部までくっきりと露わになっています。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その6)

右の複眼にも、相当程度、レンズが保存されており、いかに保存状態の良い標本かお分かりいただけることでしょう。吻部先端がちょっと前方に突き出ているのも、特徴の一つです。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その7)

長大な頬棘、緻密な複眼、そして、このきれいに並ぶ尾棘……ホラルドプスは装飾的な三葉虫で、ひと目で美しいと感じられます。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その8)

比較的平板な体形をしており、海底の砂地に巧みに紛れて生活していた姿が想像できますね。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その9)

裏面は丁寧にカットされており、フラットで平置き時の安定感は抜群です。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その10)

約10センチの母岩に、本体カーブ計測74ミリの本体が載っています。

フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体(その11)

100円硬貨との比較です。3大特徴(フリル・複眼・頬棘)がよく保存された、上質品です。

ネームカード

商品スペック

商品ID tr1381
年代 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
学名 フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体
産地 Djebel Oufaten, Morocco
サイズ 本体カーブ計測7.4cm 母岩含め全体10cm×5.8cm×高4cm
商品解説 フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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