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もっとも最初の三葉虫、これがスタート!米国ユタ州産 エルラシア・キンギ(Elrathia kingi)/【tr1369】
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こちらは世界で最も知られた三葉虫と言って良い、北米産のエルラシア・キンギです。教科書などでも、三葉虫の代表格として紹介されることが多いので、ご存じの方も多いでしょう。エルラシア・キンギは極めて初期の三葉虫の一つで、中期カンブリア紀(約5億1,000万年前〜5億年前)の地層から発見されます。生物らしい生物が大量に誕生した「カンブリア爆発」から、さほど経過していないころに誕生した三葉虫で、小判のような楕円形の薄型をしており、各部位も極めてシンプルで原始的な特徴を持っています。
当時のローランシア大陸(現・北アメリカ)では、このエルラシア属の三葉虫が大量に繁栄していたと考えられています。大繁栄の理由は諸説ありますが、エルラシア属は“無酸素〜低酸素環境でも生存できた”ことが大きかったという研究があります。他の底生生物が生きられないほどの環境下でもエネルギーを獲得していた可能性が指摘されています。
当時のローランシア大陸(現・北アメリカ)で、このエルラシア属に分類される三葉虫が相当数繁栄していたと言われています。大繁栄の理由はさまざま言われますが、エルラシア属は、無酸素から低酸素の環境でもいきることができたことが多いに関係していたという研究報告があります。他の底生生物が生存できないほどの低酸素状態でも、エネルギーを得ていた可能性が指摘されています。
このエルラシアという名前ですが、アラバマ州チェロキー郡のElrath地域に由来しています。最初に発見されたのはユタ州のハウス山脈なので、本来であれば、ハウシリアになっていてもおかしくなかったかも!?
裏面です。グレイの非常にきめ細かく硬い母岩で、平らにカットされているため平置き時にとても安定します。
母岩の厚みは、3センチ近くありますので、十分な強度があります。
本体は約6ミリです。
100円硬貨との比較です。最初期の三葉虫の一つ、米国ユタ州産のエルラシア・キンギです。
商品スペック
| 商品ID | tr1369 |
|---|---|
| 年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
| 学名 | もっとも最初の三葉虫、これがスタート!米国ユタ州産 エルラシア・キンギ(Elrathia kingi) |
| 産地 | Utah, U.S.A. |
| サイズ | 本体直線距離0.6cm 金具含め全体3.6cm×3.5cm×厚2.9cm |
| 商品解説 | もっとも最初の三葉虫、これがスタート!米国ユタ州産 エルラシア・キンギ(Elrathia kingi) |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。






























