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フリーチークがまさに遊離しつつある面白い個体!最も原始的な三葉虫の一つ、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の上質個体/古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)【tr1269】
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フリーチークがまさに遊離しつつある面白い個体!最も原始的な三葉虫の一つ、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の上質個体/古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)【tr1269】
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エルラシア・キンギ(Elrathia kingii)は、三葉虫の中でも非常に古い時代に生息していた代表的な種類です。主にアメリカのユタ州で発見され、そのシンプルな姿から三葉虫の代表としてよく教科書や図鑑に載っています。化石に詳しくない人でも、エルラシア・キンギの化石を見たことがあるかもしれません。
この化石の特徴は、自由頬(フリーチーク)が保存されている点です。自由頬とは、頭部の左右の部位を指し、その名の通り遊離しやすい部分です。そのため、自由頬が欠けた個体が多く見られます。この標本は、自由頬が残っているだけでなく、遊離しかけた状態であるというユニークなものです。
ちょうど分離しかけている様子が面白いですね。
エルラシア・キンギは、最も初期の三葉虫の一つで、原始的な特徴を持っています。体は平べったく、頭部が大きくて尾部が小さいのが特徴です。複数の体節から成っていますが、柔軟性がなく、小判のように平らな状態で化石が見つかることが多いです。
ご覧の通り、尾部は小さく収束しています。
裏面です。
左右の幅が約31ミリほどあり、エルラシア・キンギとしては比較的大きな個体です。
100円玉との比較。フリーチークが分離しかけている、面白い個体です。
商品スペック
商品ID | tr1269 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | フリーチークがまさに遊離しつつある面白い個体!最も原始的な三葉虫の一つ、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の上質個体 |
産地 | Utah, U.S.A. |
サイズ | 本体直線距離3.1cm |
商品解説 | フリーチークがまさに遊離しつつある面白い個体!最も原始的な三葉虫の一つ、エルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の上質個体 |
この商品を購入されたお客様のお声
三葉虫の化石はいくつか所持していますが、恥ずかしながら「自由頬(フリーチーク)」なるものの存在をこの化石で初めて知りました。破損するわけでもきちっと頭部に付属するわけでもなく、「取れかけ」というのがいいですね。人知れない遥か昔の、この「今まさに取れそうだ!」という一瞬の出来事が化石になるなんてすごいなと思います。40倍ルーペで隅々まで観察しました。これからも色々な三葉虫を集めていこうかと思います。
鹿児島県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。