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オールナチュラルでありながら、厚み、セレーション、大きさの三拍子が揃った、まれに見る希少性を持つメガロドンの巨大歯化石(Carcharocles megalodon)/【sh305】
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こちらは久しぶりに登場した、上質なメガロドンの歯化石です。最近ではメガロドンの市場価値が急上昇しており、高品質な標本を手に入れるのが以前よりも難しくなっています。多くのメガロドンの歯化石は米国で採集されますが、最近の為替の変動やインフレの影響で、コレクターの間で人気の高いこの化石も影響を受けています。今回、非常に上質で大きさもあり、ナチュラルな標本の仕入れが叶いました。
メガロドンは史上最大の肉食ザメであり、成長すると体長は推定15メートルを超えたとされています。これは、メガロドンが軟骨魚類であり、歯以外の部位が化石として保存されにくいため、推定値となっています。軟骨はミネラルが少なく、腐敗や分解されやすい性質があり、地質学的な時間スケールでは肉と同じように容易に分解されてしまうのです。そのため、近縁種や現代のホオジロザメとの比較に基づいて、メガロドンの体長を推定する方法が採られています。具体的には、両者の歯の大きさを比較することでメガロドンの体長を推定します。簡単に言えば、次のようなモデルです。メガロドンの体長 = ホオジロザメの体長 ×(メガロドンの歯化石の大きさ / ホオジロザメの歯化石の大きさ)※歯化石の大きさは、歯冠の高さが用いられることが多いようです。このモデルは単純な線形モデルですが、メガロドンは時には20メートル近くに成長した可能性もあるとされています。体長だけでなく、頭部の大きさや背びれ、尾の大きさ、そして体重なども推定されています。ただし、これらはすべて推定値であり、正確な数値であるかどうかは確定されていません。
どの角度から見ても、非常に均整が取れており、美しい歯化石です。また正面から見ると、左右対称で、典型的なメガロドンの歯化石の特徴が備わっています。一切のリストア(レジン等による補修)が行われていないことが確認されている標本としては、まれに見る、いや最高の保存状態と評して良いでしょう。
反対面もご覧いただきましょう。鈍い光沢を示す美しい歯冠はジェムのようです。両の刃には、鋭いセレーションが保存されています。このような歯が上下の顎に隙間なく並んでいたと考えられています。全時代の頂点捕食者の中でも、とりわけ強大であり、まさにスーパープレデターというべき存在でしょう。
この被写体であればどの角度から撮影しても、自然と芸術的な一枚へと仕上がります。
約2300万年前に現れたメガロドンは、約300万年前頃には絶滅したと考えられています。絶滅の理由については正確には分かっていませんが、よく言われる原因としては、海洋環境の変化や餌獲得競争の激化などが挙げられます。鮮新世の終わり頃、地球は以前と比べて冷え込み、海洋環境が大きく変化したと考えられています。メガロドンの主要な餌であった古代のクジラなどがより極地に移動し、餌が減少したという説があります。また、この頃になると、新たな捕食者、例えばホホジロザメなどが登場し、餌の獲得競争が激化したという説もあります。最終的に競争に敗れたメガロドンは絶滅に至ったというものです。
側面から撮影。メガロドンの歯化石はご覧のように非常に厚みがあります。
化石となった今でも王者の威厳を感じさせる迫力があります。
メガロドンの歯化石の最大の特徴は、その分厚い歯根と言っても良いでしょう。歯根とは歯茎の内部に埋まっていた部分で、噛む力を支える重要な役割を果たしています。メガロドンの咬合力がいかに強力であったかを雄弁に物語っているようです。
ロングカーブ計測129ミリ。
100円玉との比較。サイズあり、美形、かつナチュラルというここ最近では、飛び抜けた標本です。
商品スペック
商品ID | sh305 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | オールナチュラルでありながら、厚み、セレーション、大きさの三拍子が揃った、まれに見る希少性を持つメガロドンの巨大歯化石(Carcharocles megalodon) |
産地 | North Carolina,U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って12.9cm 厚2.2cm |
商品解説 | オールナチュラルでありながら、厚み、セレーション、大きさの三拍子が揃った、まれに見る希少性を持つメガロドンの巨大歯化石(Carcharocles megalodon) |
この商品を購入されたお客様のお声
ずっしりと重く迫力ある化石でした!ケースも付けて頂き有り難かったです!
熊本県/男性
メガロドンとは?
ジョーズも真っ青、古代のサメはさらに3倍!!
名前の由来は大きなノコギリ歯の意味。当時の海を支配していた最凶の殺戮マシーン。サメの骨は軟骨であるため化石にはなりにくいのですが、歯はしっかり残ります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
ニューヨーク自然史博物館
サメは古代から存在する、生きた化石です。現在では、映画「ジョーズ」で出演?したホオジロザメが有名で、最大6mにも成長します。
しかし、メガロドンの大きさはそんなものではありません。これまで発見された中で最も大きなサイズは、なんと全長18m・体重30tのサイズがあったと言われています。これは現在のジンベーザメやマッコウクジラと同じくらいの大きさです。
もはや、サメではありません。巨大怪獣です!
以下の比較図をご覧下さい。ジョーズであれだけ恐怖だったホオジロザメがかわいく見えます。人間なんて、何の腹の足しにもならないでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドン、ホオジロザメ、ヒト
残念ながら??我々人類の祖先と共存した時代はありませんが、こんな猛獣がいたら、おちおち海釣りもできませんね。メガロドンは新生代第三紀中新世(600万年前)を最後に絶滅。類人猿アウストラロピテクスは400万年前に誕生。
何度でも生え変わるハンター仕様の歯
サメの歯は多生歯性で、生きている間に何度も生え変わります(人間は一度だけ)。折れても復活するまさにハンター専用のスペシャル仕様になっています(デンタルバッテリーと言います)。
しかも、歯の形が大きな主咬頭に加え、いわゆる返しのための副咬頭が付いており、一度噛み付いたものをしっかりとホールドする、恐ろしい仕組みになっています。化石になっても、副咬頭が確認できるタイプがあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
2頭のクジラの仔を襲うメガロドン(想像図)