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テロドゥス

売却済みのテロドゥス(化石)の一覧(抜粋)

テロドゥスとは

■テロドゥスって、どんな生き物?

テロドゥス

テロドゥスは、今から4億年以上も前、まだ恐竜どころか、普通の魚すら完成していなかった時代の海を泳いでいた、とても古い生き物です。時代で言うと「シルル紀」。このころ、地球ではようやく陸に植物が現れ始めたばかりで、生命の主役は完全に海の中にありました。見た目は、少しオタマジャクシやウナギを思わせる、不思議な姿。でも決定的に違うのは、顎(あご)がないという点です。

■「魚なのに、噛めない?」

現代の魚は、口を開けて獲物を噛みますよね。ところがテロドゥスは、まだ顎が進化していない時代の生き物。では、どうやって食事をしていたのでしょうか。答えはとてもシンプルで、「吸い込む」。口を丸く開き、水ごと小さな生き物や有機物を吸い込み、必要なものだけを体の中に取り込んでいたと考えられています。まるで、海の中の掃除機のような食べ方です。

■全身が「小さな歯」でできていた?

テロドゥスの最大の特徴は、体を覆う無数の小さな鱗(うろこ)。この鱗は、実はとても特別な構造をしていて、後の時代に登場する魚の鱗や、さらには私たち人間の歯と、深い関係があると考えられています。つまりテロドゥスは、「歯が生まれる前の、歯の原型をまとった生き物」とも言える存在なのです。

■なぜ、こんなに貴重なの?

テロドゥスの体は、硬い骨ではなく、小さな鱗が集まった構造でした。そのため、死後にバラバラになりやすく、きれいな形で化石になること自体が奇跡的です。しかも、シルル紀の地層は世界的にも限られており、現在、良好な状態のテロドゥス化石が市場に出ることは、ほとんどありません。

■4億年前の「試作品」

テロドゥスは、現代の魚の直接の祖先ではありません。けれど、魚や人間へと続く長い進化の歴史の中で、「こんな体の作りはどうだろう?」と自然が試した、試作品の一つのような存在です。この小さな化石には、生命がまだ手探りで進化していた時代の記憶が、ぎゅっと詰まっています。