北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石 化石 販売

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北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石/【ot4545】

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)【ot4545】

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北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その1)

こちらは古生代ペルム紀の湿地を支配した大型両生類、エリオプスの指骨です。属名は「引き伸ばされた顔」を意味し、その名の通り巨大な頭部が最大の特徴。約2メートルに達する巨体は、当時の北米大陸において生態系の頂点に君臨していました。強固な骨格は重力に抗い、陸上へ進出した先駆者の証拠。巨大な頭に対して指先は驚くほど小さく、その極端なアンバランスさがまた面白い生物です。

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その2)

産地は米国テキサス州のアーチャー・シティ層。赤褐色の地層「レッドベッド」から産出した標本です。ペルム紀、過酷な乾燥化が進む中で彼らは湿地や河川沿いを拠点に生活していました。強力な四肢で泥地を這い、魚類や小型爬虫類を捕食していたと考えられます。この地層からは、エリオプスの化石がよく採集されることで知られています。

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その3)

当時の地球は、植物の爆発的な増加により酸素濃度が約35%(現在は21%)という高濃度状態にありました。この豊かな酸素供給こそが、現代の両生類からは想像もつかないほどの巨体を維持するための、高い代謝を支えていたと考えられています。

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その4)

断面には、骨組織の細かな質感が鮮明に見て取れます。表面のざらつきや微細な凹凸は、強靭な筋肉や腱が付着していた部分です。

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その5)

サイズは1センチ四方です。

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その6)

100円硬貨との比較です。ペルム紀の化石は、極めて希少です。当時の食物連鎖の頂点に君臨していたエリオプスの指骨の化石です。

北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石(その7)

こちらは古生代ペルム紀の湿地帯を闊歩した王者、エリオプスの生態復元図です。

ネームカード
小ケース

商品スペック

商品ID ot4545
年代 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
学名 北米ペルム紀の頂点捕食者エリオプス指骨|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織:2mの巨体を支えた極小の要石
産地 Archer City Formation, Archer County, Texas, U.S.A.
サイズ 1cm×1cm×厚0.6cm
商品解説 北米ペルム紀の頂点捕食者、エリオプス・メガセファルス(Eryops megacephalus)指骨化石|テキサス州「レッドベッド」産の緻密な骨組織

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

エリオプスとは?

エリオプスってどんな生き物?

エリオプス復元図

知れば知るほど面白い、ペルム紀の水辺ハンター

今から約2億9,500万年前のペルム紀。まだ恐竜が誕生するよりずっと前、地球の大地をのしのし歩いていたのが、この「エリオプス」という巨大な両生類です。

両生類と聞くとカエルやイモリを想像しますが、エリオプスはスケールが違います。体長は1.5〜2メートル、最大で3メートル級。当時の陸上においては“ほぼ頂点に近い”ビッグサイズで、イメージとしては「のんびり歩くワニ」と言われることもあります。

彼らの顔つきは、名前の由来にもなっている重要ポイント。“Eryops(エリオプス)”はギリシャ語で「前に突き出た顔」という意味で、眼より前にドーンと大きな頭が伸びています。頭骨自体も40センチ近くもあり、その中には円錐形の鋭い歯が並んでいました。この歯は迷路のような構造を持つ「ラビリントドント歯」と呼ばれ、獲物をがっちりつかむのにぴったりの造り。当時の水辺で泳ぐ大型の魚や、小さな四肢動物たちは良い餌だったはずです。

意外かもしれませんが、エリオプスは“水の中はそれほど得意ではなかった”と考えられています。尾は太くて短く、魚のようにしなやかには動けません。胴体は骨がぎっしり詰まったような頑丈なつくりで、どちらかというと静かに水辺で待ち伏せし、のそのそと陸に上がって生活するスタイルだったようです。まさに「半水生」の原始的なハンター。

そして特筆すべきは、皮膚の質感が化石として残っている点。なんとエリオプスの皮膚化石が“ミイラのように”保存された例があり、体表には楕円形の細かな突起がびっしり並んでいたことがわかっています。つまり、ヌルヌルの両生類というより、ちょっとゴツゴツした“古代生物らしい質感”の皮膚だったわけです。

また、エリオプスは成長してもカエルのような大変身(変態)はしなかったと考えられています。幼体は水辺で育ち、ゆっくりと時間をかけて陸で暮らせる体へと変わっていく。現生のイモリに近い、穏やかなライフサイクルだったようです。

恐竜より古く、哺乳類より古く、しかし確かにその後の陸上動物の歴史につながる“はざまの存在”として、エリオプスは古生物学でもとても重要。巨大な頭、分厚い胴体、そして水辺でのんびり過ごす姿。エリオプスを知ることは、「恐竜前夜の地球」をのぞき込むような面白さがあります。

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