古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石 化石 販売

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古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石/【ot4543】

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)【ot4543】

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古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その1)

こちらは、エリオプスの頭骨化石を正面から拡大した写真です。赤褐色の骨質が広く残り、表面には細かな凹凸と色の濃淡が見られます。エリオプスの名は「引き伸ばされた顔」、種小名は「大きな頭」。ページ下部には復元図もご用意していますので、あわせてご覧ください。

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その2)

1.4cmほどの小さな頭骨片です。小型ながら、平たく複雑な形状がはっきり残されています。

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その3)

反対側は色合いが異なります。エリオプスは、頭骨や歯の化石がよく知られる動物です。大きな頭骨を持つため、部位として化石に残りやすかったのかもしれません。

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その4)

最厚部は約3ミリの薄い板状の化石です。わずか3ミリの中に、複数の異なる層が重なっていることが分かります。小片ながら、非常に複雑な構成です。

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その5)

左右約14ミリです。表面には小さな孔が見られ、海綿状の骨構造を確認できます。血管や神経が通っていた痕跡をうかがわせる、頭骨片らしい観察ポイントです。

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その6)

100円硬貨との比較です。大型個体では全長2mを超えたエリオプスの、頭骨の一部と考えられています。古生代ペルム紀、恐竜よりはるか前の水辺にいた捕食者の断片と見ると、この小片の背景がより立体的に感じられます。

古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石(その7)

こちらは、非常に大きな頭部を持った古生代ペルム紀の大型両生類、エリオプスの想像復元図です。当時の水辺で、食物連鎖の上位に位置していた捕食者と考えられています。

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商品スペック

商品ID ot4543
年代 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
学名 古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石
産地 Waurika, Oklahoma, U.S.A.
サイズ 1.4cm×0.9cm×厚0.3cm
商品解説 古生代ペルム紀、海綿構造を残すエリオプス(Eryops)の頭骨化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

エリオプスとは?

エリオプスってどんな生き物?

エリオプス復元図

知れば知るほど面白い、ペルム紀の水辺ハンター

今から約2億9,500万年前のペルム紀。まだ恐竜が誕生するよりずっと前、地球の大地をのしのし歩いていたのが、この「エリオプス」という巨大な両生類です。

両生類と聞くとカエルやイモリを想像しますが、エリオプスはスケールが違います。体長は1.5〜2メートル、最大で3メートル級。当時の陸上においては“ほぼ頂点に近い”ビッグサイズで、イメージとしては「のんびり歩くワニ」と言われることもあります。

彼らの顔つきは、名前の由来にもなっている重要ポイント。“Eryops(エリオプス)”はギリシャ語で「前に突き出た顔」という意味で、眼より前にドーンと大きな頭が伸びています。頭骨自体も40センチ近くもあり、その中には円錐形の鋭い歯が並んでいました。この歯は迷路のような構造を持つ「ラビリントドント歯」と呼ばれ、獲物をがっちりつかむのにぴったりの造り。当時の水辺で泳ぐ大型の魚や、小さな四肢動物たちは良い餌だったはずです。

意外かもしれませんが、エリオプスは“水の中はそれほど得意ではなかった”と考えられています。尾は太くて短く、魚のようにしなやかには動けません。胴体は骨がぎっしり詰まったような頑丈なつくりで、どちらかというと静かに水辺で待ち伏せし、のそのそと陸に上がって生活するスタイルだったようです。まさに「半水生」の原始的なハンター。

そして特筆すべきは、皮膚の質感が化石として残っている点。なんとエリオプスの皮膚化石が“ミイラのように”保存された例があり、体表には楕円形の細かな突起がびっしり並んでいたことがわかっています。つまり、ヌルヌルの両生類というより、ちょっとゴツゴツした“古代生物らしい質感”の皮膚だったわけです。

また、エリオプスは成長してもカエルのような大変身(変態)はしなかったと考えられています。幼体は水辺で育ち、ゆっくりと時間をかけて陸で暮らせる体へと変わっていく。現生のイモリに近い、穏やかなライフサイクルだったようです。

恐竜より古く、哺乳類より古く、しかし確かにその後の陸上動物の歴史につながる“はざまの存在”として、エリオプスは古生物学でもとても重要。巨大な頭、分厚い胴体、そして水辺でのんびり過ごす姿。エリオプスを知ることは、「恐竜前夜の地球」をのぞき込むような面白さがあります。