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抜群の透明度を誇る、内部に微小な昆虫を内包したミャンマー産・恐竜時代の琥珀 ― バーマイト(Burmite)/【ot4334】
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この標本は、ミャンマー産の琥珀「バーマイト(Burmite)」です。琥珀は鉱物ではなく、太古の樹木から分泌された樹脂が、長い時間をかけて化石化したもの。サイズは1.8cmと控えめですが、手に取ると“軽さ”と“温かみ”があり、石とは異なる有機物由来の存在感を感じさせます。時間そのものが固まったような素材です。写真は、内包された虫の姿です。
琥珀の内部は、いわば天然の保存容器のような環境です。外部からの影響が極めて少なく、酸化や風化が抑えられるため、微細な昆虫も当時の姿をとどめたまま、琥珀とともに化石化しました。
バーマイトは、約1億年前に起源をもつ、世界最古級の琥珀の一つでありながら、濁りが少なく、透明度が高い個体が含まれます。同時に、扁平な形状のものが多いため光を通しやすく、内包物を観察しやすいのです。冒頭の昆虫も、はっきりと確認できます。
30倍以上の高倍率のルーペや顕微鏡で見ると、このように頭部まで精緻に観察できます。肉眼でのぞくだけではもったいない、ぜひルーペを使って観察してみてください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
節だった足先まで保存されています。樹脂に取り込まれ、約1億年という時間が経過してもなお、その姿をとどめ続けている点は、バーマイトならではの高保存状態を物語っています。
ルーペでみると、小さな昆虫や内包物が他にも見られます。一見何もなさそうに見える部分も、非常に小さな粒子のようなものや気泡が散乱していることに気付かされます。
肉眼で見ると、琥珀の美しさが際立ちます。バーマイトは、現代になって初めて価値が見出された素材ではありません。約2000年前にはすでに交易品として扱われていた記録があり、長い人類史の中でも珍重されてきました。
琥珀の観察は、それ自体が一つの趣味になるほど奥深い世界です。高倍率のルーペや顕微鏡を使えば、内部を探検するような感覚が味わえます。マクロ写真を趣味とされている方にとっても、非常に撮りがいのある素材です。
左右約18ミリです。バーマイトとしては平均的なサイズです。
100円硬貨との比較写真です。透明度が高く、内部構造が把握しやすいため、バーマイトの観察が初めての方にも取り組みやすい標本です。
商品スペック
| 商品ID | ot4334 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 抜群の透明度を誇る、内部に微小な昆虫を内包したミャンマー産・恐竜時代の琥珀 ― バーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.8cm×1cm×厚0.2cm |
| 商品解説 | 抜群の透明度を誇る、内部に微小な昆虫を内包したミャンマー産・恐竜時代の琥珀 ― バーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































