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ちょっと珍しい甲虫を内包! 気泡も見られる、約1億年前の古き琥珀……ミャンマー産バーマイト(Burmite)/【ot4307】
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こちらは、約1億年前の樹木の樹液が硬化して化石となったもの……いわゆる「琥珀」です。内部には、甲虫と思われる昆虫が内包されています。
この琥珀には甲虫といくつかの気泡、そして内部に、大きな帯状の“カーテン”のような構造が見られます。これは、樹液が流れ重なった際に形成された境界面ではないかと推察されます。
この琥珀は、甲虫以外に特筆すべき内包物がなく、非常にシンプルな構造をしています。そのため、決して大きな個体ではないものの、この虫がひときわ目立ち、容易に確認できます。
こちらが気泡と思われる物体です。ミャンマー産のこの琥珀は「バーマイト」と呼ばれ、約1億年前の樹液が化石化したものです。気泡内部の空気は、外気とのガス交換が起こるため、さすがにすべてが当時のものというわけではないと思われます。それでも、ついロマンを感じてしまうのは私だけでしょうか。
もともと透明度の高い標本のため、背面から補助光を当てると、鮮やかなレモンイエローの色調が浮かび上がります。
補助光がなくても、なんとも鮮やかな色合いです。甲虫の存在は肉眼でも十分に確認できますが、細部まで精緻に観察したい場合は、30倍程度の高倍率ルーペをおすすめします。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
左右幅は約18ミリです。
100円硬貨との比較です。甲虫は力が強く、樹液から自力で脱出しやすいため、琥珀ではあまり見られません(羽虫系が圧倒的に多い)。その点で、本標本はなかなか希少性の高い一品です。
商品スペック
| 商品ID | ot4307 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | ちょっと珍しい甲虫を内包! 気泡も見られる、約1億年前の古き琥珀……ミャンマー産バーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.8cm×1cm×厚0.4cm |
| 商品解説 | ちょっと珍しい甲虫を内包! 気泡も見られる、約1億年前の古き琥珀……ミャンマー産バーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































