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レア!約1億年前の希少な多足類・ヤスデを含むバーマイト(Burmite)/【ot4291】
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こちらは、約1億年前、恐竜時代の琥珀として知られる「バーマイト」です。バーマイトは内包物の分析から、約1億年前という極めて古い時代に形成されたことが判明しており、内部に含まれる物体も同時代のものである可能性があります。この琥珀の中には、ご覧のとおり、多数の足を持つ節足動物が確認できます。
その多足類をクローズアップで撮影しました。足が内側に巻き込むように配置されている様子が確認できます。
メインとなる多足類を中心に、微細な内包物が多数含まれています。バーマイトは多様な内包物で知られ、これまでに確認された昆虫の種類は優に1000を超えるといわれています。その中でも多足類は非常に珍しく、コレクターの間でも高い人気を誇ります。
代表的な多足類といえばムカデとヤスデですが、本標本は足の巻き方などの特徴から、ヤスデである可能性が高いと考えます。ムカデが足を外側へ広げるのに対し、ヤスデは体を丸め、足を内側に折りたたむように配置します。
多足類をアップで見ると、足が下側、つまり体の中央寄りに位置していることが分かります。実際、バーマイトからはムカデよりもヤスデのほうが多く発見される傾向があります。
こちらには、別の昆虫の部分化石も確認できます。昆虫は古生代初期に出現し、現代に至るまでその覇権を保ち続けている、地球上で最も成功した生物群の一つです。その長い歴史を短いコラムにまとめていますので、ぜひご覧ください。「昆虫の進化史……4億年の飛翔が語る地球の記憶」
虫の部分化石の横に見えるのは、植物片でしょうか。
繊維状の組織が明瞭に残されています。
バーマイトは古い琥珀でありながら、濁りの少ない個体が多く見られます。本品もその好例で、バックライトをあてると内包物がシルエットとなって浮かび上がります。非常に美しい標本です。
補助光なしでも、ご覧のとおりの輝きです。琥珀は世界最古の宝石のひとつであり、生物起源の宝石としてはきわめて珍しい存在です。その独特の斑は、まるで生物のように、光を受ける角度によってさまざまな表情を見せてくれます。かつて樹液であった琥珀の内部には、微細な有機物が閉じ込められ、太古の環境を静かに語りかけてきます。
琥珀の左右幅は約17ミリです。
100円硬貨との比較写真です。琥珀の内部を観察する際は、ぜひ30倍以上の高倍率ルーペをお使いください。肉眼で見るのとはまったく異なる世界が広がっています。ルーペの選び方は、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
商品スペック
| 商品ID | ot4291 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | レア!約1億年前の希少な多足類・ヤスデを含むバーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.7cm×1.1cm×厚0.3cm |
| 商品解説 | レア!約1億年前の希少な多足類・ヤスデを含むバーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































