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虫入り!約1億年前、恐竜時代の琥珀として知られるミャンマー産アンバー「バーマイト(Burmite)」/【ot4275】
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こちらは、ミャンマー北部・フカワン渓谷で採集された古代の琥珀、バーマイトです。バーマイトは、約1億年前……白亜紀中期(アプチアン末~セノマニアン初期)に形成された、非常に古い起源を持つ琥珀として知られています。しかも、多種多様な内包物を含むため、当時の環境を探る重要な手がかりともなります。
本標本には、写真のとおり、頭部・胸部・腹部・脚部が明瞭に残された虫が閉じ込められています。

透明度が非常に高く、後方から光を当てると、内部の虫がシルエットとなって美しく浮かび上がります。

肉眼では虫の存在に気づきにくいため、ぜひ高倍率のルーペ(30倍以上を推奨)でご観察ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

通常、琥珀は古いものほど透明度が失われがちですが、バーマイトには、その年代にもかかわらず、時折きわめてクリアな個体が見られます。本標本はまさにその好例です。

琥珀はもともと樹木の樹液が長い年月を経て化石化したものです。バーマイトが形成された森は、熱帯雨林に近い環境で、周辺には河川やラグーン、湾などが存在していたと考えられています。樹液は森林火災などによって傷ついた樹皮を修復するために大量に分泌され、その過程で虫や植物片などを取り込み、やがて化石化しました。
このように、バーマイトには多種多様な有機物が閉じ込められています。

この標本のハイライトである虫を、再びクローズアップしました。
バーマイトからはこれまでに、約1,000種類以上の昆虫が報告されています。こうした昆虫に加え、サソリやクモなどの節足動物、さらにきわめて稀ではありますが、脊椎動物(カエルや羽毛など)が発見されることもあります。

左右約12ミリほどあります。

100円硬貨との比較写真です。
これは、恐竜が大地を闊歩していた時代に樹液が化石化して生まれた、極めて古い琥珀・バーマイトです。ライトを当てると、クリアで鮮やかなレモンイエローに輝く、魅力的な個体です。
商品スペック
商品ID | ot4275 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 虫入り!約1億年前、恐竜時代の琥珀として知られるミャンマー産アンバー「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.6cm×厚0.5cm |
商品解説 | 虫入り!約1億年前、恐竜時代の琥珀として知られるミャンマー産アンバー「バーマイト(Burmite)」 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。