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複数の羽虫が一箇所に集結!ミャンマー産の、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4215】
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こちらは、ミャンマー北部・フカワン渓谷で採取された琥珀、「バーマイト」です。バーマイトは約1億年前、白亜紀中期にかけて形成されたもので、世界的にも非常に古く、多様な内包物を含むことで知られています。本標本は、高倍率のルーペを用いて撮影されたもので、羽虫が精緻に保存されている様子をご覧いただけます。

先ほどの虫は、写真の下部に見られます。バーマイトに含まれる昆虫は1000種類以上確認されており、当時の生態系を知るうえで重要な手がかりとされています。

この地域には、約1億年前、熱帯雨林が広がっていたと考えられています。周囲には河川、湖、ラグーン、湾などが存在し、自然火災などで傷んだ木々から大量の樹液が分泌されました。その樹液が河川を通じて堆積層に運ばれ、長い年月をかけて化石化したものが、こうした琥珀だと考えられています。

この標本には、多数の羽虫が同時に確認できます。栄養豊富な樹液に群がった羽虫たちが、一度に琥珀に閉じ込められたものと考えられます。

補助光を背後から当てて撮影しました。光を受けると、鮮やかな琥珀色に輝きます。

肉眼では、このように見えます。ぜひ高倍率のルーペを用いてご覧ください。30倍程度の倍率があれば、細部まで明瞭に捉えることができます。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

幅は左右約14ミリほどです。

100円硬貨との比較写真です。多数の羽虫を内包した、ミャンマー産の琥珀「バーマイト」です。
商品スペック
商品ID | ot4215 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 複数の羽虫が一箇所に集結!ミャンマー産の、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.4cm×0.9cm×厚0.5cm |
商品解説 | 複数の羽虫が一箇所に集結!ミャンマー産の、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。