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23ミリ級、大きい!植物片も虫も封じ込められた、約1億年前の古代琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4198】
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こちらは、ミャンマー北部・フカワン渓谷で採取された琥珀で、その名は「バーマイト」といいます。バーマイトは約1億年前に形成されたもので、世界的にも非常に古い琥珀として知られています。また、内包物の多様性においても高く評価されています。
掲載の写真は、内包物のひとつを高倍率のルーペ越しに撮影したものです。虫の足や胴部などが明瞭に保存されている様子がご確認いただけます。

こちらの標本は、バーマイトの中でも特に内包物が多く見られる個体です。

虫だけでなく植物片も含まれており、それぞれの内包物が比較的大きいため、肉眼でもはっきりと確認できます。

バーマイトが形成された当時の地域には、河川やラグーン、湾などが近くに存在していたと考えられています。実際、琥珀の中からは海洋性の生物や植物が発見されており、それがこの説の根拠となっています。確かに、こうした内包物には、陸生由来のものとはどこか異なる雰囲気が感じられますね。

補助光を背後から当てると、内包物のシルエットが美しく浮かび上がります。高倍率のルーペは、倍率が上がるほど視野が狭くなり、暗くなりがちですので、補助光を併用することで、より鮮明に観察することができます。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

こちらには羽虫が見られますね。翅(はね)の翅脈まで明瞭に保存されています。このような高い保存効果こそが、琥珀の大きな魅力のひとつです。琥珀の原料である木の樹液に群がった虫や、落下した樹液に取り込まれた虫たちは、外部環境から遮断されることで腐敗しにくくなります。その結果、生息時とほとんど変わらないような、極めて良好な保存状態が保たれるのです。

当時の環境を色濃く反映した、非常にユニークな内包物です。バルティックアンバーなど、他の産地の琥珀ではほとんど見られないタイプのインクルージョンといえるでしょう。

バーマイトとしては比較的大きめの個体です。内包された植物片は、肉眼ではっきりと確認できるほど明瞭に保存されています。

透明度が高いため、補助光を使わなくてもご覧の通り、内包物の様子がはっきりと確認できます。

左右約23ミリのサイズがあり、バーマイトとしては比較的大きめの個体です。

100円玉とほぼ同じ大きさ。植物片と虫の両方が内包された、約1億年前の古代琥珀「バーマイト」です。
商品スペック
商品ID | ot4198 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 23ミリ級、大きい!植物片も虫も封じ込められた、約1億年前の古代琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.3cm×1.5cm×厚0.4cm |
商品解説 | 23ミリ級、大きい!植物片も虫も封じ込められた、約1億年前の古代琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。