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翅脈までハッキリ!肉眼でも確認できる虫を内包したバーマイト(Burmite)/【ot4196】
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こちらは、立派な虫を内包したミャンマー産の琥珀です。ミャンマーの旧国名「ビルマ」にちなみ、ビルマ琥珀、あるいは英語読みでバーマイト(Burmite)とも呼ばれます。バーマイトの形成年代は約1億年前ともされ、非常に古い時代に形成されたものです。内部には多種多様なインクルージョン(内包物)を含むことでも知られており、本個体では翅脈まで明瞭に保存された羽虫が確認できます。

補助光を背後から照らしながら撮影しました。冒頭の虫がシルエットとなり、くっきりと浮かび上がっています。

補助光なしでも、十分に観察可能です。

一般に、琥珀に内包される虫は小型のものが多いですが、こちらの個体はその中では比較的大きめです。ご覧のとおり、網目状の翅脈が明瞭に保存されており、太く立派な胴体も印象的です。

あまりにも翅脈の保存状態が良好だったため、アップで撮影してみました。

左右約18ミリほどのサイズがあります。この虫は肉眼でも観察できますが、ぜひ高倍率のルーペでじっくりご覧いただくことをおすすめします。
ルーペの選定方法については詳しくは「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

100円玉との比較写真です。恐竜が大地を踏みしめていた時代に形成された、ロマンあふれる琥珀です。
商品スペック
商品ID | ot4196 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 翅脈までハッキリ!肉眼でも確認できる虫を内包したバーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.8cm×1.1cm×厚0.3cm |
商品解説 | 翅脈までハッキリ!肉眼でも確認できる虫を内包したバーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。