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非常にクリアな一品!約1億年前、白亜紀に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4191】
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こちらは、ミャンマー北部・フカワン渓谷で産出した琥珀、バーマイトです。約1億年前、白亜紀中期(アプチアン末期〜セノマニアン初期)に形成されたもので、世界でも極めて古い琥珀のひとつとして知られています。さらに、多様な内包物を含んでいることでも有名です。
この標本にも、当時の生物が内包されています。詳しい種類まではわかりませんが、足の形状から見て、昆虫の一種であることは間違いなさそうです。

左下に見える物体は、羽毛、あるいは昆虫の羽のようにも見えます。実際、バーマイト(ミャンマー産琥珀)には、羽毛が閉じ込められている例も知られています。
バーマイトは、約1億年前の樹液が化石化したものです。琥珀が形成された当時、この地域は熱帯雨林に近い環境だったと考えられており、周囲には河川や湖、ラグーン、湾などの水辺が広がっていました。森林火災や木の傷から大量の樹液が流れ出し、それが川の流れに乗って運ばれ、堆積層に埋もれていく中で、こうした動植物を巻き込みながら化石化していったと考えられています。
1億年前の森の営みを、そのまま内包した、まさに“時のカプセル”といえる標本です。

こちらは、おそらく昆虫の一部、もしくは全体が変化したものだと考えられます。琥珀は、形成の過程で内部の成分が移動・変化することで、内包された昆虫の姿が歪んだり、崩れたりすることがあります。
むしろ、まったく変化のない“そのままの姿”のほうが不自然で、何らかの崩れやポーズの乱れが見られるのが一般的です。

バーマイトは、形成年代が非常に古いにもかかわらず、このように極めてクリアな個体が見つかることがあります。弊社では、特にこうした高い透明度を持つ個体を厳選して仕入れています。
補助光を後方から当てると、内包物がくっきりと浮かび上がり、観察がしやすくなります。

補助光を使わなくても、これほどの透明度がありますので、肉眼でも昆虫の存在をしっかり確認できます。ただ、ぜひ高倍率のルーペを使ってじっくりご覧ください。約1億年前の世界を、まるでタイムスリップするようにのぞき込む……自宅にいながら白亜紀の世界を体験することができます!
ルーペの選定方法については、詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

左右約15ミリほどの大きさがあります。

100円玉との比較写真です。約1億年前、白亜紀に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト」です。
商品スペック
商品ID | ot4191 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 非常にクリアな一品!約1億年前、白亜紀に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.5cm×1cm×厚0.2cm |
商品解説 | 非常にクリアな一品!約1億年前、白亜紀に形成された、極めて古い琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。