大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」 化石 販売

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大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4178】

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot4178】

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大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その1)

こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。バーマイトは、ミャンマー北部のフカワン渓谷周辺でしか採取されません。この地域にはいくつかの地層が混在していますが、琥珀が採取されるのは、約1億年前、白亜紀中期にかけて形成された地層で、琥珀の産地としては世界的にも非常に古い部類に入ります。

約1億年前といえば、大地を恐竜がのしのしと歩いていた時代です。琥珀の内部に含まれている、写真のような昆虫も同時代のものであるとされており、当時の環境を知るうえで非常に重要な手がかりとなります。

写真の中央やや右には、触角や足などが精緻に保存された虫が見られます。また、その周辺には小さな虫も散見されます。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その2)

全体を撮影した一枚です。大きな虫は肉眼でも視認可能です。小さな虫たちは、30倍以上の高倍率のルーペの利用を推奨します。ルーペの選定方法は、詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その3)

前述のフカワン層は、ミャンマー中央地溝帯に横たわる地層の一つです。この琥珀層から採集されたジルコンを放射性年代測定によって分析した結果、約9800万年前のものであることが明らかになっています。これが、同じ地層から採取される琥珀の年代が約1億年前とされる根拠の一つとなっています。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その4)

こちらには、非常に長い足をもったユスリカのような虫が見られます。ロンドン自然史博物館所蔵のバーマイトの内包物からも、白亜紀由来のインクルージョン(内包物)が発見されており、これもバーマイトを白亜紀の琥珀とする根拠の一つとされています。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その5)

肉眼で見ると、虫の存在には、にわかには気づきません。むしろ、琥珀本来の鮮やかな色彩が最初に目に飛び込んできます。後方から補助光を当てると、さらに美しく、煌々と輝きます。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その6)

補助光なしでも、ご覧のとおり、極めて美しい標本です。琥珀は、世界最古の宝石の一つとされています。研磨するだけでこれほどの美しさを放つ素材はめったに存在せず、特に加工技術が発達していなかった時代には、よりいっそう貴重な存在だったことでしょう。

実際、バーマイトは紀元後1世紀にはすでに中国の歴史書に登場しており、ビルマ(ミャンマーの旧国名)の重要な交易品として盛んに取引されていたことがわかっています。当時は、装飾品や薬として珍重されていたようです。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その7)

横幅はおよそ18ミリあります。

大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」(その8)

こちらは、100円玉との比較写真です。白亜紀当時のものと思われる内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト」です。

小ケース

商品スペック

商品ID ot4178
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」
産地 Myanmar
サイズ 1.8cm×1cm×厚0.3cm
商品解説 大小さまざまな昆虫が散見されます。白亜紀当時の内包物を含んだ、恐竜時代の琥珀「バーマイト(Burmite)」

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?

バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

バーマイト、ビルマ琥珀の採集地域

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

バーマイトに内包された羽毛状の組織

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。

一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

バーマイトに内包された多足類

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトに内包された翅脈が残された羽虫

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。

バーマイトに内包された針葉樹の葉

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