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26ミリの大型個体、透明度の高い基質、虫を内包したミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4170】
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こちらは、琥珀コレクター垂涎のアイテム、虫入りバーマイトです。バーマイトはミャンマー琥珀とも呼ばれ、ミャンマー北部に位置するフカワン渓谷で採取される琥珀です。琥珀はもともと樹液で、悠久の時を経て固化したものです。その過程で、このように虫を内包することがあります。
こうした虫は外環境から遮断され、酸化や風化の影響を受けづらくなり、本来ならば失われてしまうはずですが、このように見事な保存状態で維持されています。
琥珀の高い保存効果は、当時の環境を知るうえで大いに役立っています。
バーマイトは約1億年前の樹液がもとになっていることが明らかにされており、その内包物も当時のものの可能性があります。恐竜が地球上にいた時代の環境を知る、まさにタイムカプセルのような存在です。

1枚目の写真の虫を少し引いて撮影しました。ご覧のように翅脈(羽の模様)も保存されています。ぜひ30倍以上の高倍率ルーペをお使いください。その際は、光源の上でご覧いただくと、より明瞭に見えます。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

琥珀は世界最古の宝石とも言われ、バーマイトも紀元前後には中国への輸出品として珍重されてきた歴史があります。補助光を後ろから当てると、さらに美しく映えます。

写真中央、左右に横たわっている面白い内包物があります。おそらく虫の足の一部ではないかと思われます。ぜひ探してみてください。

バーマイトの内包物によく、このような黒っぽい植物片があります。バーマイトの原料となった樹液を生み出したのは、熱帯樹林だったと言われています。河口付近に広がるマングローブは、たびたび森林火災を起こしていたという説もあり、焦げ跡のような内包物が見られることがあります。

下側に見られる横長の内包物は、琥珀のちょうど真ん中に位置しています。

バーマイトは1センチ程度のものが多いですが、こちらはかなり大きめです。

左右で26ミリもあります。

100円玉を凌ぐサイズです。翅脈まで残された羽虫を内包した、ミャンマー産の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot4170 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 26ミリの大型個体、透明度の高い基質、虫を内包したミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.6cm×1.5cm×厚0.3cm |
商品解説 | 26ミリの大型個体、透明度の高い基質、虫を内包したミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。