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少なくとも2匹の虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4163】
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こちらは、輪郭が明瞭な虫を内包したミャンマー産の琥珀です。ミャンマー北部フカワン渓谷から採取された琥珀には「バーマイト」という愛称がつけられています。バーマイトは約1億年前に形成された極めて古い琥珀で、内部には様々な動植物を含んでいることで知られています。

こちらのバーマイトには、冒頭の虫に加えて、この羽虫の2匹が内包されています。ぜひ30倍以上の倍率を持つルーペでご覧ください。琥珀の内部を観察する際に、ルーペは必須です。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

1枚目に掲載されていた虫は右上に、2枚目の虫は中央やや左に見えます。肉眼でも確認可能です。

よく見ると、1枚目の虫の右下には別の虫と思われるシルエットも確認できます。こちらは小さいので肉眼では見えづらく、ぜひここはルーペで確かめてみてください。

透明度が高く、後方から補助光を当てると、虫のシルエットが浮かび上がって見えます。

補助光なしだとこのような感じです。バーマイトが採取される地層からは、約9800万年前のジルコンが発見されています。これは白亜紀セノマニアン期に相当し、恐竜がまだ地球上を闊歩していた時代です。
そして、内部に含まれるインクルージョン(動植物)も、同時代のものである可能性があります。小さいけれど大きな夢が詰まった、まさにロマンの塊のような存在です。

左右の長さは約2センチです。

100円玉との比較です。少なくとも2匹の虫を内包した、恐竜時代の琥珀「バーマイト」です。
商品スペック
商品ID | ot4163 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 少なくとも2匹の虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2cm×0.7cm×厚0.5cm |
商品解説 | 少なくとも2匹の虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。