- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- 肉眼でも視認可能な大きな虫を内包した、約1億年前の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)
肉眼でも視認可能な大きな虫を内包した、約1億年前の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4156】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら

こちらは、ミャンマー北部のフワカン渓谷で採集された、極めて古い琥珀「バーマイト」です。内部には昆虫が内包されています。

足を大きく伸ばしたポーズが面白いです。関節や足の形が明瞭に保存されており、棘などもほぼ生息時と同じ状態で残されています。琥珀はこのように、内包物を外部環境から保護する機能があり、古代からのタイムカプセルと呼ばれています。
バーマイトが産出する層から採取されたジルコンを分析したところ、約1億年前のものであることが判明しました。1億年前といえば、まだ恐竜が地球上を歩いていた時代です。この昆虫も同時期を生きていた可能性があります。
コラム「化石の年代を知る方法」も合わせて御覧ください。

この標本には少なくとも2匹の虫が含まれており、いずれも非常に良好な保存状態です。

内包物は、こちらのような昆虫をはじめ、節足動物、脊椎動物、植物片など多岐にわたります。特に昆虫は多様性に富み、一説によれば2000種類を優に超えるとも言われています。

高倍率のルーペでぜひ虫を観察してみてください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

バックライトをあてて観察すると、内包物がシルエットとして浮かび上がり、とても見やすくなります。

肉眼でも虫の姿を観察することができます。

少なくとも2匹の虫が内包されています。

左右の幅は約17ミリです。

100円玉よりも一回り小さいサイズです。大きな虫は肉眼でもご覧いただけます。
商品スペック
商品ID | ot4156 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 肉眼でも視認可能な大きな虫を内包した、約1億年前の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.7cm×1.4cm×厚0.4cm |
商品解説 | 肉眼でも視認可能な大きな虫を内包した、約1億年前の恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。