銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石 化石 販売

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銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石/【ot4144】

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)【ot4144】

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銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その1)

この黒褐色の母岩に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。こちらは、ドイツ・テューリンゲン州バート・リーベンシュタインのペルム紀の地層から採集された裸子植物の化石です。同地域からは古代魚パレオニスカムの化石も紹介しましたが、同じ色の母岩に保存されています。

この母岩は銅を豊富に含むきめ細かい頁岩で、独特の趣があります。

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その2)

本体と母岩の色味が同じため見分けがつきにくいのですが、中央には確かに植物片が保存されています。ラベルには Gymnospermae indet. と記されています。Gymnospermae は裸子植物を意味し、indet. は indeterminate の略で、未決定・未詳を表します。

形態からはペルム紀の絶滅裸子植物、例えばコルダイテス属の可能性も考えられますが、確定はできません。そのため、ラベル記載の通り「未詳」として取り扱っていきたいと思います。

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その3)

枝の末端にあたる部分で、いくつかの葉が分かれている様子が確認できます。この地層は主に海成堆積物から成りますが、しばしば陸上植物の標本も含まれています。

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その4)

裏面には明瞭なラベルが残されています。要約すると以下の通りです。

・分類:裸子植物 (Gymnospermae indet. = 属・種未詳)
・時代:ペルム紀ゼクシュタイン層(約2億5千万年前)
・地層:Kupferschiefer(銅頁岩層)
・産地:ドイツ・テューリンゲン州テューリンゲンの森、バート・リーベンシュタイン、グリュックスブルン付近
・採集者:Cyplik氏
・採集時期:1990年10月

これほど明瞭にラベルが保存されていると、標本の価値の維持に大きく役立ちます。学名まで判明していればさらに望ましいのですが、そこまでは致し方ないところです。

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その5)

この地域に分布する黒色の泥質頁岩は、多くがこのように平板状で採集されます。薄いですが、丁寧に扱えば強度上の問題はありません。

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その6)

母岩を含めた全体の大きさは約10センチ、本体部分の幅は左右で約7センチあります。

銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石(その7)

100円硬貨との比較写真です。標本中央部には細かな条痕が並び、植物の葉や茎の組織が化石として保存されています。古生代末期、ペルム紀の地層から産出した裸子植物の化石です。

スタンド

商品スペック

商品ID ot4144
年代 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
学名 銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石
産地 Glucksbrunn, Bad Liebenstein, Thuringen, Germany
サイズ 本体直線距離7cm 母岩含め全体10.5cm×7.5cm×厚0.8cm
商品解説 銅を含む暗褐色の頁岩に刻まれた、ペルム紀裸子植物の枝葉化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

10分で分かる植物の進化とは?

植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。

現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。

その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

植物の進化の歴史

植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。

先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。

古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。

最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)

藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。

藻類

地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)

古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。

コケ類

大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)

古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。

シダ類

種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)

恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。

マツ

現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)

恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。

桜

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