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クリア!珍しい昆虫を内包した約1億年前のビルマ琥珀(Burmite)/【ot3797】
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クリア!珍しい昆虫を内包した約1億年前のビルマ琥珀(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot3797】
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こちらは白亜紀中期の樹液に起源を持つとされる非常に古い琥珀、バーマイトです。内部に非常に長い足を持つ虫が含まれています。他の内包物は少なく、バックライトを当てると虫がシルエットとして浮かび上がります。
ビルマ琥珀と呼ばれることもあるこの琥珀は、ミャンマー(旧名:ビルマ)北部の渓谷で採掘されています。約1億年前には熱帯雨林が広がり、さまざまな生物が生息していたと考えられています。バーマイトの内包物からは、まれに水生昆虫が見つかることがあり、近くに河川があったと推測されています。また、海岸性の植物も発見されていることから、河川やデルタ(汽水域)、海岸などに自生していた樹木の樹液がこの琥珀群の起源となっているとされています。
非常に長い足を持つ特徴的な姿をした昆虫です。現在のアメンボのグループとは胴体の形が異なりますが、長い足は水面を走るのに適しているようです。おそらく、水性昆虫の一種だったのかもしれません。
内包物が少なく、非常にクリアなタイプです。
バックライトを当てなくても、クリアです。
ぜひ、高倍率(30倍以上)のルーペを使ってこの虫を探してみてください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
約12ミリほどの大きさがあります。
100円玉との比較。特徴的な昆虫を内包した約1億年前のビルマ琥珀です。
商品スペック
商品ID | ot3797 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クリア!珍しい昆虫を内包した約1億年前のビルマ琥珀(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.7cm×最厚部0.5cm |
商品解説 | クリア!珍しい昆虫を内包した約1億年前のビルマ琥珀(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。