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大きな植物片を内包した、約1億年前に起源を持つ非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot3765】
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大きな植物片を内包した、約1億年前に起源を持つ非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【ot3765】
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こちらはミャンマー産の琥珀「バーマイト」です。中央には大きな植物片が内包されています。琥珀は、古代の針葉樹の樹液が長い年月をかけて化石化したものです。具体的には、テルペンなどの分子が熱や圧力を受けて少しずつ結合し、重合化が進んでいきます。このプロセスにより、元の樹脂は硬く安定した固体となり、まるでアクリルのように硬い琥珀が形成されるのです。
バーマイトの特徴は、他の産地の琥珀に比べて非常に古いことです。通常、数百万年も堆積すれば硬い琥珀になりますが、バーマイトは約1億年前の樹液が化石化したものと考えられているのです。1億年前といえば大地を恐竜が闊歩していた時代です。
琥珀の内部にインクルージョン(内包物)が見られるのは、樹液が地面に落ちた時などに、周辺の植物や虫などを取り込むことがあるからです。こちらの植物片は肉眼でもはっきりと確認できるほど大きなものです。
こちらには小さな虫が内包されています。ぜひ高倍率のルーペで御覧ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
基質の透明度は非常に高く、後方からライトがあたるとインクルージョンがシルエットとなって浮かび上がります。
やや細長いタイプです。
左右16ミリほどあります。
100円玉との比較。大きな植物片を内包した、約1億年前に起源を持つ非常に古い琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3765 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大きな植物片を内包した、約1億年前に起源を持つ非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.6cm×0.6cm×厚0.2cm |
商品解説 | 大きな植物片を内包した、約1億年前に起源を持つ非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
中央に大きな木片、内包された虫は、ほぼ完全体が2匹、足が残った胸の部分化石が1つ。大きな木片を内包した琥珀を入手したのは初めてですが、拡大観察すると、虫類の驚くようなリアルな保存性に比べると、木片は珪化木のように石化しているような見た目をしています。同じ琥珀内の虫と木片の化石化状態の違いは興味深いです。 綺麗に保存されている虫類でも断面内部は明らかに石化しているので、生体の表面成分の違いなの か、細かなディテールの虫は琥珀との界面が残された痕跡化石に内部組成の色が付いているだけなのか・・・ 琥珀は奥深く興味が尽きません。
滋賀県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。