夢とロマンが詰まった１億年前の琥珀！なんと羽毛を内包したミャンマー産琥珀、ビルマイト（Burmite） 化石 販売

こちらはミャンマー産の琥珀です。。ミャンマーの旧国名、ビルマにちなんで、ビルマイトあるいはバーマイトと呼ばれます。およそ1億年前の非常に古い琥珀として知られています。1億年前といえば大地を恐竜が闊歩していた時代です。ご注目いただきたいのは、内部に、羽毛を内包しているという点です。ご覧のように明確に羽毛の形をとどめています。

全形をご覧いただきましょう。先程の羽毛は琥珀の左下に内包されています。この標本を存分に味わうには、ぜひともルーペをご用意下さい。それも高倍率のものをご用意いただきく存じます。１億年前の羽毛となれば、恐竜ファンならずとも、恐竜の羽毛なのか・・・と期待せざるを得ません。バーマイトにはごくまれにこういった羽毛入りの琥珀が存在します。

さらにアップで撮影してみましょう。羽毛の遷移の１本１本が明瞭明確に保存されている点にご注目下さい。そして左上には虫のものと思しき後肢が見られます。本来、こちらも希少な部位ではあるのですが、その下の羽毛の価値が高すぎて、アップするまでは気づきませんでした。

バーマイトは極めて古い、１億年前の琥珀ではありますが、このように中には非常に透明度の高い標本があります。

肉眼では羽毛の存在に気づきにくいのですが・・・、

ルーペを介してのぞくと、はっきりと視認できます。ルーペについては、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」も合わせて御覧ください。

バーマイトは以前の見解では比較的新しい時代の標本ではないかと考えられていたのですが、ロンドン市自然史博物館による研究で、１億年前の内包物が含まれていることが判明しました。

こちらにも何らか内包物が見られます。

１７ミリの琥珀の内部に、羽毛を内包した、ロマンあふれるミャンマー産琥珀です。

１００円玉との比較。