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白亜紀の北アフリカを支配した巨大捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1771】
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こちらは北アフリカの白亜紀に棲息していた巨大な獣脚類、スピノサウルスの歯化石です。歯冠には、この種を象徴する特徴的な縦線(ストリエーション)が美しく保存されています。
スピノサウルスは英語で Spinosaurus、直訳すると「トゲを持つトカゲ(棘のある爬虫類)」という意味です。これは背中に並ぶ大きな棘突起(セイル)を特徴とする姿から命名されたと考えられています。英語の発音は“スパイノ”に近い一方、和名ではローマ字読みが採用され“スピノ”と呼ばれています。
いくつかの歯化石の中から、とくに、エナメル質の保存状態の良いものを厳選しました。
スピノサウルスは主に海辺に棲んでいたと考えられ、一生のうち半分以上を水中で過ごした可能性が指摘されています。現生のワニのような半水生の生活スタイルが有力視されており、かつて陸上の大型獣脚類として描かれていた姿とは大きく異なる、最新の復元像が注目されています。
根本の断面はほぼ真円で、獲物をしっかり噛みとめるために発達した分厚い歯根構造が特徴です。スピノサウルス特有の力強さを感じられるポイントです。
長辺に沿って計測して約44ミリほどあります。
100円硬貨との比較です。状態の良いエナメル質が残存したスピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
| 商品ID | di1771 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 白亜紀の北アフリカを支配した巨大捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
| 産地 | Morocco |
| サイズ | ロングカーブ計測4.4cm |
| 商品解説 | 白亜紀の北アフリカを支配した巨大捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |

スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。

スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。

画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org






























