滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石 恐竜 販売

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滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石/【di1766】

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【di1766】

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滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その1)

こちらは、オヴィラプトロサウルス類・カエナグナトゥス科に属する、大型カエナグナトゥス類の非常に立派な鉤爪の化石です。

本標本は古くは「キロステノテス(Chirostenotes)」として扱われていたオールドコレクションです。北米産カエナグナトゥス類の分類はその後大きく研究が進み、現在では Hell Creek Formation からも複数のカエナグナトゥス類が知られるようになりました。そのため、本標本では特定の属・種まで断定せず、大型カエナグナトゥス類の鉤爪としてご紹介します。

白亜紀末の北米には、嘴を持ち、鳥を思わせる姿をした大型のカエナグナトゥス類が生息していました。その代表格が有名な Anzu wyliei です。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その2)

大型のカエナグナトゥス類には、体重200kgを大きく超える種類も知られています。代表的な Anzu wyliei では、約200〜300kg級に達したと推定されています。

そして何より目を引くのが、前肢に備わった大きな爪です。本標本も人間の手と比較すると、そのサイズ感は一目瞭然。細い爪ではなく、太い基部から長く鋭く伸びる、迫力ある鉤爪であることがお分かりいただけるでしょう。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その3)

ご覧のように、本標本は単に長いだけではありません。特筆すべきは、基部に備わった非常に大きな厚みです。

細く伸びる先端部とは対照的に、根元には十分な量感があり、横から見ても斜めから見ても立体的です。この厚みが、標本全体に非常に力強い印象を与えています。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その4)

ぜひご注目いただきたいのが、この強烈な湾曲です。

爪は基部から先端に向かって大きく弧を描き、まさに「鉤爪」と呼ぶにふさわしいシルエットを示しています。

本標本は数十年前、前オーナーが国内のミネラルショーで入手したオールドコレクションです。当時は「Chirostenotes(キロステノテス)」として流通しており、付属する古いラベルにもその名称が記されています。

その後、北米のカエナグナトゥス類について研究が進み、Hell Creek Formation からも大型の Anzu を含む複数の種類が認識されるようになりました。本標本については、現在の知見を踏まえ、大型カエナグナトゥス類として扱っています。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その5)

両面ともに全体のシルエットをよく観察でき、太く長い基部から鋭い先端へと続く美しいカーブが保たれています。

カエナグナトゥス類の鉤爪には指ごとに形態差がありますが、孤立した爪だけから何番目の指であったかを確実に判断することは容易ではありません。本標本についても指番号までは断定していませんが、非常に発達した鉤爪であること自体が大きな見どころです。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その6)

カエナグナトゥス類は、獣脚類の中でも非常にユニークなグループです。

代表的な大型種 Anzu wyliei では、高く発達した三日月形のトサカ、歯のない嘴状の顎、長い前肢と後肢など、一般的な大型肉食恐竜とは大きく異なる姿が知られています。

オヴィラプトロサウルス類は羽毛を備えていたグループとして知られ、カエナグナトゥス類も鳥を思わせる外観をしていたと考えられています。大型種では200〜300kg級に達したものもおり、鳥のような姿と大型恐竜らしい体格を併せ持った、白亜紀末の非常に興味深い恐竜たちです。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その7)

根元周りの周長は、なんと10.7cm。

写真からも分かるとおり、基部は非常に肉厚で、単なる薄い鎌状の爪ではありません。先端の鋭さと基部の重量感が同居し、非常に立体的で力強い造形をしています。

また、目立った歪みがなくどの角度から眺めても非常に美しい鉤状のシルエットを楽しめる点も、本標本の大きな魅力です。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その8)

爪の外側のカーブに沿って計測すると、ロングカーブ11.1cmに達します。
大型カエナグナトゥス類の鉤爪としても大変見応えのあるサイズで、手に取った際の存在感は相当なものです。長さだけでなく、太い基部と強い湾曲を併せ持つため、数字以上に大きく感じられるタイプの標本です。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その9)

100円硬貨との比較です。

11.1cmに達する長さ、周長10.7cmの肉厚な基部、そして先端まで続く美しい湾曲。写真でもその存在感がお分かりいただけるでしょう。実物はそれ以上の柏陵を備えています。

大型カエナグナトゥス類という興味深い分類群、白亜紀最末期の Hell Creek Formation という産地背景、そして迫力あるサイズと形状、希少性、この極めて良好な保存状態など、ヘビーコレクターにこそ所有いただきたい、素晴らしい逸品です。

滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石(その10)

こちらは、大型カエナグナトゥス類の代表格、「アンヅ・ウィリエイ(Anzu wyliei)」の復元イラストです。

ネームカード
高級カード
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商品スペック

商品ID di1766
年代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
学名 滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石
産地 アメリカ・ヘルクリーク累層
サイズ ロングカーブ計測11.1cm 周長10.7cm
商品解説 滅多に目にする機会のない逸品……北米・白亜紀末期の大型カエナグナトゥス類、鋭く湾曲した11.1cmの鉤爪化石。Hell CreeK Formation, Carter County, Montana, U.S.A.

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

アンズとは?

アンヅ・ウィリエイ(Anzu wyliei)とは

■「鳥のような恐竜」の、最後の進化形

アンヅ・ウィリエイは、白亜紀の最末期(約6,700万年前)に、現在のアメリカ・モンタナ州やダコタ地方に生息していた、オヴィラプトル類の最後の進化形です。体長は3メートルを超え、体重は300kg近く。骨格はまるで大型のダチョウのようですが、頭には色鮮やかなとさか(クレスト)をもっていたとされます。

その姿は、恐竜と鳥の“ちょうどあいだ”のような存在。まさに「恐竜時代の終焉を飾った、鳥の原型」といえます。

■「地獄の谷」で発見された“最後のラプトル”

アンヅの化石が見つかったのは、北米を代表する化石層……ヘルクリーク累層(Hell Creek Formation)。英語で「地獄の谷」を意味するこの地は、ティラノサウルスやトリケラトプスなど、恐竜時代の“最終世代”が眠る場所として有名です。

そんな中で見つかったアンヅは、オヴィラプトル類としては最大級。学者たちは「まるで“地獄のニワトリ(Chicken from Hell)”だ」と冗談交じりに呼びました。しかしその学名はもっと気品があり、古代メソポタミアの神話に登場する“天の鳥”アンズー(Anzû)にちなんで名づけられました。種小名「wyliei」は、カーネギー博物館の支援者の孫、Wylie J. Tuttle 氏への献名です。

■ 雑食性の賢い恐竜

アンヅは歯を持たず、代わりにクチバシで植物や小動物をついばんでいたと考えられています。つまり、草も肉も食べる“雑食性の恐竜”。その生態は、まるで現代のダチョウやエミューのようです。

俊敏な脚、長い腕、湾曲したハンドクロウ(手爪)を駆使して、果実や昆虫、小型の獣までも捕らえていたと考えられます。近縁種の研究からは、繁殖期にはとさかの色を変え、求愛ディスプレイを行っていた可能性も示唆されています。

■ “キロステノテス”との関係

かつてアンヅの化石は、カナダで見つかったキロステノテス(Chirostenotes)と同じものと考えられていました。しかし、その後の研究で「カナダ産はやや古い時代の種」「アメリカ産は白亜紀末の進化型」であることが分かり、アンヅは独立した新属として再分類されました。

つまりアンヅは、オヴィラプトル類の“最後の生き残り”であり、恐竜時代の幕を閉じた存在のひとつなのです。

■ メモ

・「Anzu」は、古代メソポタミアの“空の神鳥”の名。
・その意味は“天の鳥”。地獄の谷(Hell Creek)で見つかった“天の鳥”という対比が美しい。
・学名は2014年に正式記載。研究チームにはカーネギー自然史博物館が参加。
・愛称「Chicken from Hell(地獄のニワトリ)」は、海外メディアで一躍話題に。
・「最後のオヴィラプトル類」