- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- 恐竜の化石販売
- その他の獣脚類の化石
- スピノサウルスの化石販売
- 約1億年前、恐竜たちのワンダーランドだった北アフリカに君臨した頂点捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石
約1億年前、恐竜たちのワンダーランドだった北アフリカに君臨した頂点捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1744】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
ご入金の確認が完了したご注文は即日発送
送料無料 税込み 3,980円 この価格で分割払いした場合は? | スマホ向けサイトはこちら

こちらは、モロッコ南西部のケムケム層から採集された、スピノサウルスの歯化石です。スピノサウルスは、約1億年前の白亜紀後期に北アフリカの水辺に生息していた獣脚類恐竜です。
20世紀初頭、エジプトで最初の化石が発見され、1915年に古生物学者エルンスト・ストローマーによって正式に命名されました。
日本語では「スピノサウルス」と呼ばれますが、英語の発音では「スパイノサウルス(Spinosaurus)」に近い発音になります。「スパイン(spine)」とは背骨を意味し、この名は背中に並んだ長い棘状の脊椎骨に由来していると考えられます。

スピノサウルスの化石がたびたび発見されるケムケム層は、モロッコ南東部の国境付近に広がる白亜紀の地層です。モロッコは、世界的な化石産地として知られており、これまでに多種多様な古生物の化石が発見されています。
また、モロッコにはケムケム層以外にも著名な化石産地がいくつも存在します。詳しくは、コラム「モロッコ5大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」をご覧ください。

スピノサウルスの歯化石は円錐形で、ほぼ真っすぐに伸びた形状をしています。歯冠部には、縦方向(伸長方向)に沿って細い線状の溝が見られるのが特徴です。
スピノサウルスは水辺に棲む魚食性の恐竜で、主に魚を捕食していたと考えられています。その歯は、魚を突き刺してしっかりとホールドするのに適した形をしており、ちょうど現生のワニの歯を、より長く大きくしたような形状です。

根本部分を撮影したところ、断面はほぼ真円であり、あらゆる方向からの圧力にも耐えやすい構造をしていることがわかります。
スピノサウルスは、成長すると全長10メートルを優に超える、信じられないほど大きな肉食恐竜でした。主に魚を捕食していたと考えられていますが、ときには恐竜などの陸上動物も襲っていた可能性があります。
また、骨の密度が非常に高かったことなどから、実際には陸上よりも水中で過ごす時間が長かったと考えられています。その点でも、現生のワニのような半水生の生活様式を持っていたのではないかと見られています。

歯の長辺に沿って測定した長さは約43ミリです。

100円硬貨との比較写真です。約1億年前、恐竜たちのワンダーランドだった北アフリカに君臨した頂点捕食者、スピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1744 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 約1億年前、恐竜たちのワンダーランドだった北アフリカに君臨した頂点捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測4.3cm 周長5.1cm |
商品解説 | 約1億年前、恐竜たちのワンダーランドだった北アフリカに君臨した頂点捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org