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白亜紀中期、北アフリカの水辺を支配した王……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1732】
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こちらは白亜紀後期セノマニアン期に、現在の北アフリカに生息していた大型獣脚類恐竜スピノサウルスの歯化石です。1912年にエジプトで最初の化石が発見されて以来、研究は長らく停滞していましたが、21世紀に入って新たな標本が次々と見つかり、多くのことが明らかになってきました。
その最大の発見は、従来は陸生と考えられていたスピノサウルスが、水陸両生の生活を送っていたと判明したことです。現生のワニのように水中に体を沈め、浮力を利用して巨体を支えていた可能性があります。
成長すると体長は約14メートル、体重は7トンを超え、史上最大級の肉食恐竜のひとつとされています。

この歯化石は先端が鋭く尖り、全体としてほぼ真っすぐな形をしています。獲物を突き刺すように進化したもので、現生のワニの歯をより長くしたような形状です。
スピノサウルスは主に魚食性だったと考えられていますが、水辺に現れる恐竜も捕食対象になった可能性があります。同時期、同じ地域にはカルカロドントサウルスという巨大な獣脚類も生息していましたが、両者は微妙に生息域をずらし、直接的な縄張り争いを避けていたのではないかという説もあります。

スピノサウルスの化石は北アフリカに集中しており、白亜紀中期の地層からのみ発見されています。このことから、一時的に繁栄したのち絶滅したと考えられており、現生に子孫は存在しません。
頭部の形態などを見ると、ワニに似た特徴を持ち、収斂進化したようにも見えます。ただし、ワニの系統はそれよりも古くから存在していました。

歯の表面には縦に走る線状痕が刻まれており、スピノサウルスの歯化石に特有の特徴がよく表れています。

歯冠表面を覆うエナメル質がしっかりと残っており、保存状態の良さがうかがえます。

根元部分を撮影すると、断面はほぼ真円で、力を均等に分散できる構造になっているのが分かります。

ロングカーブで計測すると全長は約43ミリあり、存在感のあるサイズです。

100円硬貨との比較写真です。白亜紀中期、北アフリカの水辺を支配した王……スピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1732 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀中期、北アフリカの水辺を支配した王……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測4.3cm |
商品解説 | 白亜紀中期、北アフリカの水辺を支配した王……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org