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ダンゴムシのように背を丸めて身を守った三葉虫、ファコプス(Phacops)類の化石/【tr1450】
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こちらはモロッコのデボン紀の地層から採集された三葉虫、ファコプス類の化石です。一見すると、ダンゴムシの背中のようにも見えます。ファコプス類は、板皮類などの天敵である大型魚類に襲われると、体を丸めて身を守ることができたと言われています。本標本は、まさにその防御姿勢(エンロール)のまま化石化したものになります。
まるで海底の泥に潜り込み、必死に身を守っているかのようです。ころんとした愛らしいポージングも非常に魅力的です。
写真下側が頭部、中央から右上側にかけてが胸部および尾部になります。
こちらは個体のクローズアップです。背中や尾部は硬い外骨格(クチクラ)によって覆われており、強力な顎を持った板皮類にとっても簡単には噛み砕けない装甲でした。一方で腹部には柔らかい軟体部や足が露出していたため、こうしてボールのように背側を外に向けて丸くなることで、進化する捕食者たちに対抗していたと考えられています。
三葉虫の食性についてもご紹介します。彼らは基本的にデトリタス(海底の有機物や泥の中の微粒子)をろ過して食べていたと考えられていますが、小型の小動物や死肉を食べる腐食性・捕食性のグループも存在したという説が有力です。現代のエビやシャコに似た生態を持っていたのかもしれません。
写真下側(頭部側面)に、ファコプス類特有の大型レンズが集まってできた「ファコプス型複眼」の一部が観察できます。
母岩の裏面です。ラフな岩肌を残しつつも平らに整えられているため、平置きした際にしっかりと安定します。専用の台座を用意することなく、そのまま飾っていただけます。
優れた防御姿勢(エンロール)を獲得し繁栄したファコプス類でしたが、デボン紀末の大量絶滅の波には勝てず、地球上から姿を消すこととなりました。
丸まった体のカーブに沿って計測したサイズは約5.5cmです。
100円硬貨との比較です。完璧な防御姿勢をとった、ファコプス類ならではの立体感がよく伝わります。
商品スペック
| 商品ID | tr1450 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
| 学名 | ダンゴムシのように背を丸めて身を守った三葉虫、ファコプス(Phacops)類の化石 |
| 産地 | Morocco |
| サイズ | 本体カーブ計測約5.5cm 母岩含め全体4.5cm×4.3cm×高3.2cm |
| 商品解説 | ダンゴムシのように背を丸めて身を守った三葉虫、ファコプス(Phacops)類の化石 |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。




























