激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体 三葉虫 販売

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激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体/【tr1415】

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr1415】

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激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その1)

こちらはモロッコ産のデボン紀の三葉虫、パラレジュルスです。この大きな尾板(びはん)がトレードマークで、一目でそれと分かる特徴的な姿をしています。激しい生存競争の渦中にあったデボン紀、多くの三葉虫が鋭いトゲを備える中、むしろ非常になめらかな外骨格へと進化した異色の存在です。ちなみに、学名の「レジュルス」という部分には「滑らかな尾」という意味があります。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その2)

滑らかなのは尾部だけではありません。頭部も丸みを帯びており、他の三葉虫が派手なトゲを発達させたデボン紀において、あえて真逆の「滑らかさ」を選んだ非常に興味深いフォルムを持っています。パラレジュルスが得意としたのは、天敵から身を守るために泥や砂の中に潜って暮らすこと。この滑らかな頭部や尾部は、海底の砂の中にスムーズに潜り込むための進化上の工夫だったと考えられています。しかも、この丸い尾板を活かして「後ろ向き」にバックしながら砂に潜ることができた、という説もあります。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その3)

左側が頭部です。眼にも尖った部分がなく、砂の中へスムーズに潜り込めそうな形をしています。潜水艦の潜望鏡さながらに、この眼だけを砂の上に出して周囲の様子をうかがっていたのかもしれません。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その4)

体節部(胸節)の外縁が丸みを帯びているのも、砂への潜りやすさを追求した進化の形と言えそうです。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その5)

丸みを帯びた眼(写真左側)のアップです。派手な装飾を削ぎ落とした、非常に滑らかな質感が綺麗に残っています。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その6)

この丸みを帯びた尾部を器用に使い、後ろ向きに潜行(バック)していた可能性が指摘されています。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その7)

上から見ても、まるで現代のダンゴムシのようにトゲや尖った部分が一切ありません。まさに砂に潜ることに特化した、究極の機能美フォルムですね。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その8)

熟練の技術による非常に丁寧なクリーニングが施されており、パラレジュルスならではの滑らかな外骨格の美しさが際立っています。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その9)

この滑らかな尾部は、パラレジュルスにとって過酷な海を生き抜くための「最大の武器」だったに違いありません。パラレジュルスが生きたデボン紀は「魚類の時代」とも呼ばれ、強力な顎を持つ捕食者が海を支配し始めた激動の時代です。これに対抗するため、多くの三葉虫が全身に鋭いトゲ(スパイン)を発達させて身を守りました。
しかし、パラレジュルスが選んだのは真逆の道です。ライバルたちが「尖った」武装を選ぶ中、彼らは「丸くなって泥の中に素早く身を隠す」という独自のステルス戦略を選択したのです。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その10)

裏面の状態です。母岩は自然な風合いを残しつつも、ほぼフラットに整えられているため、平置きした際にも非常に安定します。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その11)

側面からのアングルです。歪みのない自然なポーズ(姿勢)で化石化しており、パラレジュルス本来の立体的なフォルムがよく分かります。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その12)

サイズは本体の背側のカーブに沿った計測(背周り)で約65ミリです。

激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体(その13)

100円硬貨との比較です。激動のデボン紀を独自のステルス戦略で生き抜いた曲者、三葉虫パラレジュルスの素晴らしい上質個体を、ぜひお手元でご堪能ください。

ネームカード

商品スペック

商品ID tr1415
年代 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
学名 激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体
産地 Mt.Oufaten, Alnif, Morocco
サイズ 本体カーブ計測6.5cm 母岩含め全体7.5cm×6.1cm×高3.8cm
商品解説 激動のデボン紀を“ステルス戦略”で生き抜いた異色の三葉虫、パラレジュルス(Paralejurus)の上質個体

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

三葉虫とは?

世界の三葉虫カタログ

三葉虫の種類・分類はコチラ

名前の由来(ゆらい)

三枚の葉の石

たんてきに言うと?

世界中の海に住む節足動物

どうして三葉虫は三葉虫っていうの?

三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。

どうやって身を守る?

三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。

何と種類は1万種!

三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!

三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)

三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!

食性

ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。

生態

敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。

種類と産地

1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。

方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。

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