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シンボル部位「複眼」の素晴らしい保存状態にご注目!出目金三葉虫こと、コルトラネイア(Coltraneia)/【tr1409】
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こちらは古生代デボン紀の海に生息していた、アカストイド科の三葉虫「コルトラネイア」の化石です。非常に装飾的な三葉虫で、縁部には派手なフリルが備わっています。そして、このコルトラネイア最大の特徴は、その「出目金」三葉虫とも称される大きな目です。ご覧のようにバックショットからも、複眼を確認できるほどのサイズがあります。
こちらは真上から撮影した1枚。体躯とは不釣り合いなほど巨大な複眼が見えますね。
その複眼をクローズアップしました。体躯に比べてあまりにも大きなこの複眼の使いみちは何だったのでしょうか。一説によると、この巨大な複眼は、広い視野を確保し、捕食者や周囲の動きをいち早く察知するための適応だったとされています。冒頭の写真でもそうでしたが、後ろからも複眼が見えるということは、コルトラネイア自身も裏側、そして上方も見えていたことになります。
また、コルトラネイアの複眼は小さなレンズをいくつも備えており、縦列に13個から14個もあったと言われています。それぞれが動く物体を捉え、天敵の位置を正確に捉えることができたのでしょう。近縁のErbenochileに関する論文では、水平面では、ほぼ360度見渡せたという説があります。
複眼を更にクローズアップしました。レンズ一点ずつ見事な状態で保存されています。コルトラネイアの標本で、ここまで好状態のものはそう多くはありません。
コルトラネイアが繁栄したデボン紀は「魚の時代」と言われるほど、顎を持つ魚類、板皮類、初期のサメ類などが多様化した時代です。古生代の捕食に関する Brett & Walker のレビューでは、デボン紀に顎口類が急速に放散し、装甲を持つ底生生物に対する捕食圧が強まったこと、さらに三葉虫の外骨格にも噛み跡や剥離痕が見られ、その頻度がデボン紀に増えると述べられています。そうした厳しさを増す外環境に適応した結果が、この非常に大きな複眼なのでしょう。
コルトラネイアの尾部には、大きなフリル状の構造が見られます。海底の柔らかな砂地で体を安定させる役割や、外敵に対する防御の役割があった可能性があります。
尾部(ピジジウム)の縁に並ぶ鋭い棘(トゲ)の配列がほぼ完全な状態で保存されています。
右サイド(反対側)の複眼も潰れることなく、美しいタワー状の曲面を維持しています。海底の隆起を乗り越えるようなダイナミックなポーズも、この標本に躍動感を与えています。
この左目の複眼は特に素晴らしく、ここまで寄っても、ほぼ完璧と言って良い状態を維持していることが分かります。肉眼で見ると、なお整然と美しく見えます。
正面から撮影しました。複眼は左右に大きく開いており、いかにも視野が広そうに見えます。どこか少し怒っているようにも見えるユーモラスな造形です。コルトラネイアらしさが120%表現されたアングルですね。
標本の裏面です。平らになるよう綺麗にカットされており、展示する際にグラつくことなく、安定します。
真横から撮影しました。コルトラネイアを母岩がしっかり支えています。
母岩含め約7センチ、コルトラネイアの本体カーブに沿った計測で約56ミリです。
100円硬貨との比較。左右対称性(シンメトリー)はほぼ完璧です。またシンボリックな部位である複眼が見事に保存されており、これぞコルトラネイアというべき風格が最大の魅力です。
商品スペック
| 商品ID | tr1409 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
| 学名 | シンボル部位「複眼」の素晴らしい保存状態にご注目!出目金三葉虫こと、コルトラネイア(Coltraneia) |
| 産地 | Morocco |
| サイズ | 本体カーブ計測5.6cm 母岩含め全体7cm×6.1cm×厚3.8cm |
| 商品解説 | シンボル部位「複眼」の素晴らしい保存状態にご注目!出目金三葉虫こと、コルトラネイア(Coltraneia) |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。






























