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立体的フォルムと精緻な複眼で知られる、デボン紀中期を代表するファコプス類ペディノパリオプス(Pedinopariops)の上質個体/【tr1389】
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こちらはモロッコ産の三葉虫、ペディノパリオプスの上質な化石標本です。ペディノパリオプスはデボン紀中期の海に生息していたファコプス類で、厚みのある外骨格、太く彫り込まれた体節、そして最大の特徴でもある複眼を備えていました。
本標本は、モロッコ南東部アンチアトラス山脈・ジベル・ムラキブで採集されたものです。
ペディノパリオプス最大の見どころは、何といっても複眼。一つ一つが独立したカルサイト結晶でできたレンズが、規則正しく並ぶこの複眼は、現生生物には見られない三葉虫特有の構造です。本標本ではレンズの輪郭が立体的に残っており、光を当てる角度によって陰影が浮かび上がります。単なる「化石」ではなく、視覚システムの化石としても鑑賞できる一体です。
ファコプス類といえば、外敵から身を守るために体をまるめる「エンロール」を行ったことでも有名です。本標本は、完全に身を丸めているわけではありませんが、尾部を丸く収束させており、防御姿勢を想起させる仕草をとっています。関節構造や体節の重なりが分かりやすく観察できます。三葉虫が生きていたときの動きを想像しながら楽しめる、ストーリー性のある一体です。
トップビューからの一枚。立体的で厚みのある体節が丁寧にクリーニングされ、見事に隆起していることが分かります。三葉虫の仕上がりは、プリパレーターの技術によるところが大きいのですが、こちらの標本はモロッコのベテランプリパレーターによる仕事が丁寧に施されています。
ファコプス類の三葉虫は、ビギナーからヘビーコレクターまで幅広く人気があります。丸みのある体型、はっきりとした体節、印象的な複眼構造など、デボン紀の三葉虫らしさが随所に顕れています。
左側の複眼も、良い仕上がりです。中期デボン紀は海洋生態系が高度に分化し、三葉虫を含む多様な無脊椎動物が繁栄した時代です。ペディノパリオプスは、そうした環境の中で進化した、完成度の高い三葉虫の一つです。
ペディノパリオプスはかつてファコプス属として括られていましたが、研究を経て最終的に、独立属として整理されました。
体節の縁部まで妥協なく仕上げられた上質の化石です。長く所有し楽しんでいただけるコレクションピースです。
小さく収束した尾部には無数の凹凸が刻まれています。前方、側部、上部、後方……どこから見ても、見るべき点があふれています。
裏面はラフですが、平らにカットされています。平置き時に安定感も十分です。
この立体的な姿こそが、ペディノパリオプスらしさでもあります。
ぜひこの複眼を観察してみてください。3~4倍程度のルーペがあると、なお一層楽しめます。
本体のカーブ計測で約75ミリあります。ペディノパリオプスとしては、比較的大型の個体です。
100円硬貨との比較です。デボン紀中期の代表的なファコプス類、ペディノパリオプスの上質個体です。
商品スペック
| 商品ID | tr1389 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
| 学名 | 立体的フォルムと精緻な複眼で知られる、デボン紀中期を代表するファコプス類ペディノパリオプス(Pedinopariops)の上質個体 |
| 産地 | Jebel Mrakib, Morocco |
| サイズ | 本体カーブ計測7.5cm 母岩含め全体7.3cm×5.4cm×高4.5cm |
| 商品解説 | 立体的フォルムと精緻な複眼で知られる、デボン紀中期を代表するファコプス類ペディノパリオプス(Pedinopariops)の上質個体 |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。






























