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ダイナミックなポーズが魅力!長い頬棘と前部突起が美しい三葉虫、コルヌプロエタス(Cornuproetus)/【tr1380】
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こちらはモロッコ・デボン紀層から採集された三葉虫、コルヌプロエタスです。コルヌとは「角」を意味する接頭語で、角のあるプロエタスという名称になります。ここでいう角とは、頭部先端にある小さな突起と、非常に長く伸びた頬棘を指すものと思われます。特に本個体では、頬棘が大きく上方へと翼のように反り上がっており、独特の存在感を放っています。
左右の頬棘は、母岩に支えられていますので、扱いやすい標本です。
ご覧のとおり、左右対称でフォルムのバランスも抜群!展示映えする美しい個体です。
近づくほど、その精緻な保存状態に驚かされます。モロッコ現地のハイクラス・プリパレーターによる丁寧で確かな技術が光る仕上がりです。
胸部体節から尾部にかけての造形も見事で、細部まで妥協のない仕上がりです。
ほんの少し下方へ沈み込むようなポーズがライブ感を生み、まるでデボン紀の海底を切り取ったかのような臨場感を与えてくれます。母岩の質感も標本全体の雰囲気を一層引き立てています。
こちらは裏面です。
底部は平らにカットされていますので、平置き時の安定感に優れています。
底面はフラットにカットされ、この角度で安定展示できます。
本体カーブ計測は約38ミリ。頬棘を大きく掲げ、下方へ沈み込むように構える特徴的なポーズが魅力の、コルヌプロエタスの優品です。
商品スペック
| 商品ID | tr1380 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
| 学名 | ダイナミックなポーズが魅力!長い頬棘と前部突起が美しい三葉虫、コルヌプロエタス(Cornuproetus) |
| 産地 | Tafraoute, Morroco |
| サイズ | 本体カーブ計測3.8cm 母岩含め全体7.5cm×3.7cm×厚5.3cm |
| 商品解説 | ダイナミックなポーズが魅力!長い頬棘と前部突起が美しい三葉虫、コルヌプロエタス(Cornuproetus) |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。






























