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ダブル! 精緻にクリーニングされたズリコバスピス・ルゴーサ(Zlichovaspis rugosa)とリードプス(Reedops)が共演するマルチ標本/【tr1350】
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こちらは、モロッコ南部アンチ・アトラス山脈のアルニフ近郊、デボン紀の地層から採集されたズリコバスピス・ルゴーサ(Zlichovaspis rugosa)とリードプス(Reedops)のダブル標本です。写真左下の長い頬棘をもつ三葉虫がズリコバスピスで、右上の大きな頭鞍部を備えた三葉虫がリードプスです。いずれも極めて上質で、特徴がよく現れています。こうして同時に保存された標本は希少です。
本標本は、どちらかといえばズリコバスピス・ルゴーサ(Zlichovaspis rugosa)のほうが主役でしょうか。この種は1847年にオドントチレ・ルゴーサ(Odontochile rugosa)として初めて記載され、近年までその名称で広く知られていました。そのため、「オドントチレ」の名のほうが親しみのある方も多いかもしれません。しかし現在では分類が改訂され、正式にはズリコバスピス・ルゴーサが学名として採用されています。
ズリコバスピスは、デボン紀前期(プラギアン期、約4億1,100万〜4億800万年前)に生息していました。主な産地としては、モロッコ産の三葉虫の聖地として知られるアルニフが有名です。 あまり知られていませんが、チェコ・プラハ盆地からも産出します。属名「ズリコバスピス(Zlichovaspis)」は、プラハ西部の地名 Zlíchov(ズリーホフ) に由来し、そこに古代ギリシア語で「盾」を意味する -aspis(アスピス) を組み合わせたものとされています。つまり、「ズリーホフ産の盾のような頭鞍部をもつ三葉虫」という意味合いになります。 なお、種小名「rugosa(ルゴーサ)」は、ラテン語 rūgōsus(=しわのある、粗面の)に由来します。実際に本種の外骨格、特に頭部には、粗粒状の凹凸が多数見られます。
ズリコバスピスを側面から撮影した写真です。体躯の大きさに対して驚くほど巨大な複眼をもっていることがわかります。この異様なほど発達した複眼は、本種を一目で識別できる特徴の一つです。
また、非常に長い頬棘を備えているのも特徴です。
見るからに存在感のある三葉虫で、大きな頭鞍部、体躯に似つかわしくないほど大きな複眼と長い頬棘など、一度見たら忘れられないほどユニークな外観をしています。
そして、こちらのリードプス(Reedops)も、存在感あふれるポーズで見る者を楽しませてくれます。
リードプスといえば、球状に膨らんだ大きな頭鞍部が特徴です。
母岩から独立するほど高く彫り上げられた、ダイナミックで立体的な仕上がりが目を引きます。
尾部は小さく収束しています。
こちらの標本は、数十年の経験を持つモロッコの専門工房によって手掛けられた作品です。熟練の技が生み出す、見事なクリーニング技術をぜひご堪能ください。
この立体感!
こちらは裏面です。仕上げはラフながらも平らに整えられており、母岩が土台として機能しています。
母岩の幅は左右約8センチ弱、ズリコバスピス本体はカーブ計測で約3.4センチ、リードプス本体はカーブ計測で約4.9センチとなっています。
100円硬貨との比較写真です。付属のスタンドを使用して展示すると、ご覧のように、さらにアクロバティックで躍動感のある見せ方が可能です。精緻にクリーニングされたズリコバスピス(Zlichovaspis rugosa)とリードプス(Reedops)が共演する、美麗な作品です。
商品スペック
| 商品ID | tr1350 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
| 学名 | ダブル! 精緻にクリーニングされたズリコバスピス・ルゴーサ(Zlichovaspis rugosa)とリードプス(Reedops)が共演するマルチ標本 |
| 産地 | Alnif, Morocco |
| サイズ | 本体カーブ計測ズリコバスピス3.4cm リードプス4.9cm 母岩含め全体7.8cm×5.2cm×厚4.1cm |
| 商品解説 | ダブル! 精緻にクリーニングされたズリコバスピス・ルゴーサ(Zlichovaspis rugosa)とリードプス(Reedops)が共演するマルチ標本 |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。






























