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息を呑む保存状態!職人による丁寧なクリーニングが施された、モロッコ・ジェベル・ムラキブ産の大型ファコプス、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上品/【tr1345】
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こちらは、モロッコ・ジェベル・ムラキブで採集された、デボン紀の三葉虫・ペディノパリオプスです。特別なルートで入手した極上の標本となります。ペディノパリオプスは、大型個体を含むファコプス目の一群で、主にモロッコ南東部のデボン紀層から産出します。

頭鞍部がよく発達しており、ファコプス類の三葉虫に典型的な複眼を備えています。この複眼は、現生の昆虫にも見られる構造で、数多くの小さなレンズが集まって形成されています。
複眼は、私たち哺乳類のように一つの大きなレンズ(水晶体)で像を結ぶ構造とは異なり、解像度はやや低いものの、ほぼ全方位を見渡すことができ、素早く動く物体をとらえやすいという特徴があります。デボン紀という、天敵の増えた時代を生き抜くために、この高度な視覚が発達したのかもしれません。

体節から尾部にかけての仕上がりも見事で、これ以上ないほど丁寧なクリーニングが施された極上の標本です。

反対面も同様に、素晴らしい保存状態を保っています。まるで古生代の海底堆積物の上を這っているかのような、印象的なポーズです。

反対側の複眼にも、多数のレンズが良好な状態で保存されています。

ペディノパリオプス属の三葉虫は比較的大型の種類が多く、この個体もカーブ計測で全長約7センチを超える、たいへん立派な標本です。

どの角度から見ても非の打ちどころがなく、素晴らしい保存状態を保っています。この個体は特別なルートで入手した一級品で、通常では見られないほど丁寧なクリーニングが施されています。

このアングルで固定すると、その美しさが一層際立ちます。こちらの標本の採集地、ジェベル・ムラキブは、モロッコにおけるデボン紀三葉虫の主要な産地の一つです。近くには、同じく名高い産地、アルニフがあります。
詳しくはコラム「モロッコ5大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」を御覧ください。

裏面です。ほぼ完全にフラットに整えられており、安定して展示することができます。繊細な三葉虫標本では、このように安定して展示できるよう配慮されている点は、とても重要です。

頭鞍部側から撮影してみました。化石となって約4億年近く経過しますが、今も生きているような臨場感があります。その一方で、ペットのような愛らしさも感じられます。

カーブ計測で約73ミリもある、立派な個体です。

100円硬貨との比較写真です。職人による丁寧なクリーニングが施された、モロッコ・ジェベル・ムラキブ産の大型ファコプス、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上標本です。
商品スペック
商品ID | tr1345 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 息を呑む保存状態!職人による丁寧なクリーニングが施された、モロッコ・ジェベル・ムラキブ産の大型ファコプス、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上品 |
産地 | Jebel Mrakib, Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測7.3cm 母岩含め全体9cm×5.1cm×高5.7cm |
商品解説 | 息を呑む保存状態!職人による丁寧なクリーニングが施された、モロッコ・ジェベル・ムラキブ産の大型ファコプス、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上品 |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。