ユニークな柄！大きさも自慢の鉱物、セプタリアン(Septarian) 鉱物 販売

この面白い模様は何でしょう？そう、この物質の正体は、鉱物の複合体、セプタリアン（Septarian）といいます。

黄色い部分がカルサイトに、そして色が濃く焦げ茶色に近い部分がアラゴナイトに置換されています。そして、灰色の部分は石灰岩です。

大胆かつ美しい柄が全体を覆っていますね。この不思議な鉱物は、マダガスカル産白亜紀のものです。ノジュールが化石化する過程で、ひび割れた箇所にカルサイトが入り込んで着床し、じっくりと時を経てこのような色合いになりました。ノジュールというのは、科学的な凝集を受けた堆積物の丸い塊のことです。俗に、マッドボールとも言われます。珪酸や炭酸塩を含んでいて、とても固いのです。

ご覧のように手のひらいっぱいのサイズで、大きめ。まるで、ドラゴンの卵のようだということで、ドラゴンストーンとも言われています。

実際は、地球が長い時をかけて育んだ鉱物です。本標本は丁寧に全体がポリッシュされてとても滑らかです。

手に取るとズッシリ。214gもあります。

それにしてもユニークな柄です。どうしてこんなにパッキリはっきり色が分かれるのか、不思議ですね。

セプタリアン、一度目にしたら忘れられない、インパクトのある鉱物です。

断続的な火山活動や海水面の変化にさらされた結果、2つの鉱物が絶妙の構成で混ざって、ご覧のような鉱物の集合体が生まれました。

いろんな柄が全体を包みます。アップでご覧ください。

このあたりの黄色は、光にかざすと透明感が現れます。

きれいな石集めが好きな方に所有していただきたい、鉱物セプタリアンです。