薄黄色の天然鉱物、その名はシトリン(citrine) 鉱物 販売

天然のシトリン(Citrin)鉱物をご紹介します。薄いレモン色がさわやか、透明度が非常に高い標本です。

天然の黄水晶の産出量は々水晶仲間の紫水晶（アメジスト）や黒色に近い煙水晶にくらべ産出量が極端に少ないことで知られます。アメジストや煙水晶を加熱すると黄色くなる特性から、中には人工的に作られた黄水晶もあるようですが、本標本は天然標本となります。

天然標本をポリッシュした標本です。高い透明度がよりクリアに美しく見えます。

底面です。光の当たる角度によりご覧のように黄色が濃く見えることもあります。自然光で見ると、全体的な印象はもう少し色が薄めでしょうか。

シトリン(Citrine)の名前の語源は、レモンの類縁である「シトロン」という柑橘類の果実に色が似ていることに由来します。シトロンはやはり薄い黄色をしたインド発祥の果実で、日本には江戸時代より前には伝わっていたとされています。

この透明度！白手袋が完全に透き通って見えていることがわかります。全面が鏡のように滑らかにポリッシュされていますので、触った感触はつるつるで滑らかです。

また直に手にすると驚くほどひんやりしています。古くから、シトリンは富と繁栄をもたらす石の象徴として、東洋、西洋ともに人々に珍重されてきたという一説があります。

六角柱の先端は、欠けなく尖っており、美しさが際立ちます。

手の平の上で眺めておきたくなるような、清らかさをもつ薄黄色のシトリンでした。