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ペルム紀末に消えた幻の系統……宮城県叶倉層群(かのくらそうぐん)産レプトダス・ノビリス(Leptodus nobilis)の上質化石/【ot4686】
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国内の化石コレクターの皆様にぜひご注目いただきたい標本をご紹介します。こちらは、宮城県気仙沼市上八瀬産のレプトダス・ノビリスです。レプトダスと聞いて、「はいはい、分かります。二枚貝に似た腕足動物ね?」とすぐに理解できる方のほうが少ないのではないでしょうか。腕足動物は、古生代の海に生息していた底生動物で、一見すると二枚貝に似ていますが、全く異なるグループです。
「えっ、これが二枚貝の仲間?似ているようには見えないなぁ」と思った方も多いはずです。それもそのはずで、レプトダスは腕足動物のなかでもかなりの変わり者で、むしろ三葉虫や魚の骨のように見えるかもしれません。属名のレプトダス(Leptodus)は、ギリシャ語で「薄い・細い(Lepto)+ 歯・突起(dus)」に由来し、この細かな肋状の構造が大きな特徴です。
レプトダスは、この格子状・網目状に開いた構造を通じて海水を取り込み、内部の「触手冠(Lophophore)」で微小な有機物を濾過摂食(ろかせっしょく)していたと考えられています。
こちらのレプトダスが生息していたのは古生代ペルム紀です。当時の浅海域では繁栄していた生物の一つと考えられていますが、ペルム紀末の大量絶滅(P-T境界)によって全滅したため、現生には存在しない完全な絶滅系統です。非常にロマンあふれる化石ですね。
よく見ると単体ではなく、複数のレプトダスが折り重なるように保存された密度の高い標本だと分かります。立体感もあり迫力十分です。
ペルム紀は、超大陸パンゲアが形成されていた時代です。陸上では乾燥化が進みましたが、テチス海などの浅海域は温暖で、豊かなサンゴ礁や腕足動物の群集が発達していました。しかし時代の終わりには、地球史上最大規模の大量絶滅(P-T境界イベント)が発生し、レプトダスを含む多くの古生代型海洋生物が姿を消しました。その後、地球は中生代へと移行し、爬虫類や恐竜が繁栄する時代へと変化していったのです。
化石本体の直線距離は約3.5cmあります。国産のレプトダス標本としては非常に立派で見応えのあるサイズです。
100円硬貨との比較です。ペルム紀末に消えた幻の系統、特異な形態を持つ腕足動物レプトダスの上質個体です。
こちらは、腕足動物、レプトダスの想像復元図です。
商品スペック
| 商品ID | ot4686 |
|---|---|
| 年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
| 学名 | ペルム紀末に消えた幻の系統……宮城県叶倉層群(かのくらそうぐん)産レプトダス・ノビリス(Leptodus nobilis)の上質化石 |
| 産地 | 日本 宮城県 |
| サイズ | 本体直線距離3.5cm 母岩含め全体4cm×3.8cm×厚3.5cm |
| 商品解説 | ペルム紀末に消えた幻の系統……宮城県叶倉層群(かのくらそうぐん)産レプトダス・ノビリス(Leptodus nobilis)の上質化石。宮城県気仙沼市上八瀬 |

腕足類とは?
腕足類(わんそくるい)とは?
腕足類は、古生代に最も繁栄した海の生物の一つで、今から約5億年前のデボン紀を中心に活躍していました。見た目は貝に似ていますが、貝類とは全く異なる系統の生物です。
■特徴は?
1.二枚貝のような殻
腕足類は、2枚の殻を持ち、その殻を上下に開閉することができました。この殻の形状が、貝類に似ているため、しばしば混同されがちです。
2.軟体の腕
殻の内部には、軟体の腕を持っており、これを使って岩などにしっかりと固定していました。流されないように固定し、安定した場所で過ごすことができました。
3.フィルターフィーディング
腕足類は動かず、プランクトンなどを濾過して摂取する「濾過摂食」を行っていました。水中を漂う小さな生物を体内に取り込み、栄養を得ていたと考えられています。
4.深海に生息
腕足類は海底深くに住んでおり、安定した水流がある場所で過ごしていました。これにより、安定した環境で生きることができました。
■絶滅した理由
現生ではあまり見かけませんが、古生代のデボン紀に大繁栄を遂げた腕足類は、ペルム紀の大絶滅などを乗り越えて長い間生き残りました。しかし、その後の大絶滅や環境変化によって、現代の海洋環境ではほとんど姿を消してしまいました。
■化石としての重要性
腕足類の化石は古生代の海洋環境や生物群の研究において非常に重要です。化石としてよく発見され、かつての地球の海の様子を知る手がかりを提供してくれます。




























