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まるで一幅の山水画。1億5000万年前の石灰岩に浮かぶ『自然の森林』、デンドライト(Dendrite)/【ot4663】
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こちらは世界的な化石産地として知られるドイツ・ゾルンホーフェンから採集されたデンドライトです。「シダの化石かなにかだろうか?」と思われるかもしれませんが、実際にはマンガンなどの鉱物が自然に結晶化した現象です。
まるで植物の葉や枝のように見えるのも無理はありません。このデンドライトという名称自体、ギリシャ語で「木」を意味する「dendron」に由来しています。
岩石のわずかな隙間に浸透した金属イオン(マンガンや鉄)を含む地下水が、結晶化する際に幾何学的な分岐を繰り返すことで形成されたと考えられています。細かな枝分かれを幾重にも重ねながら、全体と局所が似かよった形になる美しいフラクタル構造を作り上げているのです。
始祖鳥や翼竜が空を舞っていたジュラ紀の伝説的地層「ゾルンホーフェン石灰岩」をキャンバスとして、何百万年もの時間をかけて鉱物が描き出したナチュラルアートです。
泥のように粒子が極めて細かい(微細晶)炭酸カルシウムが平らに積み重なった石灰岩で、かつては高品質な版画(リトグラフ)の原石として利用されていました。
実は、裏面にも繊細なデンドライト模様が広がっています。
デンドライト自体は世界各地で発見されますが、ゾルンホーフェン産のものはご覧の通り群を抜いて鮮明です。母岩となる石灰岩は始祖鳥の羽毛の跡まで残るほど粒子が極めて細かく、なめらかです。このキメ細かい白〜クリーム色の石肌があるからこそ、黒い樹枝状の模様がくっきりと引き立つのです。
19世紀の版画技術(リソグラフ)用として石板を切り出していた作業員たちが、偶然にも始祖鳥の化石やこの美しいデンドライトを発見したという歴史的な逸話があります。
厚みは約6ミリです。薄いですが、丁寧に取り扱っていただければ強度に問題はありません。
8.8cm×5.4cmという、デスクやちょっとしたスペースにも飾りやすい絶妙なサイズ感です。
100円硬貨との比較です。付属の黒スタンドを用いれば、まるで一幅の絵画のように飾っていただけます。
商品スペック
| 商品ID | ot4663 |
|---|---|
| 年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
| 学名 | まるで一幅の山水画。1億5000万年前の石灰岩に浮かぶ『自然の森林』、デンドライト(Dendrite) |
| 産地 | Solnhofen, Germany |
| サイズ | 母岩含め全体8.8cm×5.4cm×厚0.6cm |
| 商品解説 | まるで一幅の山水画。1億5000万年前の石灰岩に浮かぶ『自然の森林』、デンドライト(Dendrite) |

ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)




























