植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite) 化石 販売

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植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)/【ot4654】

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【ot4654】

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植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その1)

こちらはドイツ・ゾルンホーフェン産の植物の化石……ではなく、鉱物です。二酸化マンガンや鉄酸化物が結晶化する過程で樹木やシダ植物のような幾何学模様を形成したものなのです。まるで「山水画」や「針葉樹の森」を描いたかのような、自然が創り出した芸術品と言ってよい存在です。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その2)

ゾルンホーフェン特有の明るいクリーム色の母岩に、黒く緻密な樹枝模様が刻まれた鮮烈なコントラストが最大の魅力です。他の産地にもデンドライトは存在しますが、ここまで緻密で明瞭なものはそうはありません。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その3)

近くで見れば見るほど、植物のように見えてきます。この不思議な鉱物結晶ができあがる仕組みについて、ぜひコラム「デンドライトはどうやってできるのか?」をご覧ください。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その4)

このデンドライトという名前ですが、ギリシャ語で「木」を意味する dendron(デンドロン) に由来します。実際、18世紀〜19世紀初頭にかけて、科学者の間でも「太古の植物化石か、単なる鉱物か」で大論争が巻き起こりました。あまりにも緻密に葉や枝が再現されているため、近代地質学が確立するまで多くの人が「石の中で固まった植物」だと信じていました。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その5)

予備知識がなければ、初見では多くの方が植物の化石だと信じてしまうのではないでしょうか。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その6)

裏面です。ただただゾルンホーフェン産の美しい石灰岩が広がっています。これもまた美しい……。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その7)

最厚部約0.6cmと薄いので、丁寧にお取り扱いください。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その8)

14.1cm×8.4cmという、かなり立派なデンドライトです。

植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)(その9)

100円硬貨との比較です。こうして絵画のように置くとなお映えます。まさに、自然が作り出した天然の水墨画のよう。

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商品スペック

商品ID ot4654
年代 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
学名 植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)
産地 Solnhofen, Germany
サイズ 母岩含め全体14.1cm×8.4cm×厚0.6cm
商品解説 植物か、鉱物か?かつての科学者を驚かせた自然のトリックアート。ドイツ・ゾルンホーフェン産高品質デンドライト(Dendrite)

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

ゾルンフォーフェン化石とは?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・

ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?

日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。

ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。

まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。

始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。

もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。

18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密

ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。

当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。

なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?

サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。

また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。

でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)