【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石 化石 販売

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【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石/【ot4642】

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【ot4642】

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【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その1)

こちらは、ドイツ・ゾルンホーフェン産の古代魚「レプトレピデス」の化石です。左側が頭部、右側が尾部で、特に強調処理などは行っていない、極めて自然な風合いを持った標本です。

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その2)

拡大してみました。レプトレピデスは現代の全魚類の約9割以上を占める「真骨魚類(しんこつぎょるい)」の、非常に原始的なグループです。現生のイワシやニシンなどに近い姿・生態を持っていたと考えられています。それまでの原始的な魚類(鱗がガノイン鱗で重いタイプなど)に比べ、骨格がしっかり骨化しつつも軽量化され、尾鰭(おびれ)の形状が対称的になり、より素早く泳げるように進化したと考えられています。

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その3)

写真でご覧いただいても非常に自然な風合いを感じられると思いますが、実物はより一層、母岩と本体の馴染みが良いです。ゾルンホーフェン産らしい乳白色の石灰岩にもご注目ください。
ゾルンホーフェンは当時、温暖な浅海で、陸地に囲まれた穏やかなラグーン(潟湖)だったとされています。その海底は酸素が極めて乏しい嫌気性の環境だったため、遺骸が腐敗しにくく、化石として美しく残るのに極めて適していました。
詳しくはコラム【なぜ、ゾルンホーフェン化石は「異常なほど」よく残るのか】をご覧ください。

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その4)

こちらは裏面です。水底の緩やかな流れがそのまま石に刻まれたかのような、美しい段差が残されています。

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その5)

側面から撮影しました。贅沢な2cm厚のスクエアプレートです。底部は真っ平らではないので、平置き時に少しガタつきますが、止まる箇所があるので展示に問題はございません。

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その6)

本体のサイズは、約5.8cmとなかなかの見応えです。現代のイワシやタイへと繋がる、初期「真骨魚類」のロマン溢れる骨格をお楽しみください。ちょうど現生のキビナゴによく似た姿をしています。

【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石(その7)

100円硬貨との比較です。付属の黒スタンドを用いて、絵画風に展示してみました。1億5000万年前の無酸素の海底だからこそ残った、繊細な小魚の美しいシルエットです。

ネームカード
スタンド

商品スペック

商品ID ot4642
年代 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
学名 【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石
産地 Solnhofen, Germany
サイズ 本体直線距離5.8cm 母岩含め全体11cm×9.9cm×厚2cm
商品解説 【イワシの先祖のロマン】現代の海へと繋がる初期「真骨魚類」の進化的重要ピース、レプトレピデス・スプラッティフォルミス(Leptolepides sprattiformis)の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

ゾルンフォーフェン化石とは?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・

ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?

日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。

ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。

まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。

始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。

もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。

18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?

世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密

ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。

当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。

なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?

サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。

また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。

でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)