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ゾルンホーフェンの極上キャンバスに映える、細密極まる樹枝状の美、デンドライト(Dendrite)/【ot4623】
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こちらはドイツ・ゾルンホーフェン産のデンドライトです。別名、模樹石(もじゅせき)や「しのぶ石(忍ぶ石)」などとも呼ばれます。文字通りまるでシダ植物のように見えますが、実際には鉱物の自然結晶です。岩石の微細な隙間(割れ目や層理面)にマンガンや鉄などの成分を含んだ地下水が浸透し、結晶化してできたものです。
結晶が分岐を繰り返しながら成長する物理現象により、植物のシダや木の枝に酷似した幾何学的な「フラクタル構造」を形成します。自然という画家が描いた絵画のような美しさがあります。
詳しくは、コラム「デンドライトはどうやってできるのか?」をご覧ください。
デンドライトは主に石灰岩中に見られますが、ゾルンホーフェン特有の、なめらかで美しいクリーム色の石灰岩プレートの上に描かれると、その美しさは格別です。
名前のデンドライト(dendrite)は、ギリシャ語で「樹木」を意味する「dendron」に由来します。日本では、古くからシダ植物の「忍ぶ草(シノブ)」に似ていることから「しのぶ石」と呼ばれ、風流な鑑賞石として愛されてきました。
裏面にもデンドライトが見られます。なぜこのような模様が自然と出来上がるのでしょうか。
地下水に溶けた鉱物成分が、非常に狭い岩の隙間で急速に沈殿する際、最短ルートで周囲の成分を取り込もうとすると、このように「先端がさらに分岐する」という樹枝状の成長を遂げます。これは雪の結晶や、人間の血管の広がり、川の支流の分かれ方とも共通する「自然界の基本デザイン」です。
このような図柄を見ると、ついつい植物の化石だという先入観を持ってしまいますよね。実際、ベージュの母岩の下辺を「地面」に見立てると、そこから上部に向かって美しい漆黒の結晶が扇状に生い茂っているように見えます。日本画の「障壁画」や「水墨画」を連想させ、実に見応えがあります。
そもそも木の形は、自然が生み出した、何らかの共通のデザインなのかもしれませんね。雪の結晶や植物の成長と同じ「自然界の縮図」を体現した標本として、お子様の教育や理系の方へのギフトにも最適です。
黒だけでなく、深い茶も見られます。
最厚部は約8ミリです。
母岩含め左右8センチほどです。ゾルンホーフェン産の石灰岩ならではの、美しいクリームベージュのキャンバスに、まるで最初から印刷されていたかのように美しく定着した、大自然のグラフィックアートをお楽しみください。
100円硬貨との比較です。ぜひ、デスクやキャビネットに、このように立てて絵画のように展示してみてください。石そのものが持つ温かみと重厚感が、デスクの上に小さな博物館を作り出してくれます。
商品スペック
| 商品ID | ot4623 |
|---|---|
| 年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
| 学名 | ゾルンホーフェンの極上キャンバスに映える、細密極まる樹枝状の美、デンドライト(Dendrite) |
| 産地 | Solnhofen, Germany |
| サイズ | 母岩含め全体8.3cm×7cm×厚0.8cm |
| 商品解説 | ゾルンホーフェンの極上キャンバスに映える、細密極まる樹枝状の美、デンドライト(Dendrite) |

ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)




























