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第四紀更新世中期、キプロス島産・絶滅小型カバ類ファノウリオス・ミノール(Phanourios minor)の歯化石/【ot4610】
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こちらは、かつてキプロス島に生息していたとされる絶滅したカバの仲間、ファノウリオス・ミノール(Phanourios minor)の歯化石です。
ファノウリオス・ミノールは更新世のキプロス島で独自の進化を遂げ、島嶼化によって超小型に進化した絶滅カバ類でした。成体でも体重約200kgとカバとしては非常に小さなグループでした。本標本は単体で脱落した歯ではなく、「顎骨(顎の骨)の一部に歯冠が複数固定された顎骨付き歯化石」というべき状態です。
地中海のキプロス島にのみ生息した固有種で、天敵の不在と限られた陸上資源に適応し、ミニサイズに進化した絶滅カバ類でした。面白いことに、我々が知る現生のカバとは異なり、完全に水生活動へ依存せず、島内の急峻な岩場や山地を移動できるよう、足の骨の構造が山歩きに適応していたとされています。
ご覧のように特徴的な隆起をともなう歯列がしっかりと保存されています。ホモ・サピエンス(人類)が島に到達するまで大型の陸上肉食獣は存在せず、島内の主要な大型草食動物として生態系の中心にいました。しかし人類の到達後に絶滅したことから、その背景には人類による影響が有力視されています。
生物学・進化学における「島の法則(Foster's rule)」(孤立した島では、大型動物は小型化し、小型動物は大型化する)を証明する典型的な絶滅種の一つでしょう。
キプロス島に渡ることができたのは、更新世が氷河期と間氷期が繰り返された時代だったからだと言われています。海面低下期に大陸から泳ぎ等でキプロス島へ渡ったカバの祖先が、その後の海面上昇で島に取り残され、独自進化を遂げました。約1万1,000〜1万2,000年前には絶滅したと言われています。
裏面です。骨の細かな海綿質構造などが見られます。
5.8cm×4cmというサイズは決して小さくありません。
100円硬貨との比較です。マニアックながら市場流通の少ない、珍しい化石です。
商品スペック
| 商品ID | ot4610 |
|---|---|
| 年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
| 学名 | 第四紀更新世中期、キプロス島産・絶滅小型カバ類ファノウリオス・ミノール(Phanourios minor)の歯化石 |
| 産地 | Cyprus |
| サイズ | 5.8cm×4cm×厚3.8cm |
| 商品解説 | 第四紀更新世中期、キプロス島産・絶滅小型カバ類ファノウリオス・ミノール(Phanourios minor)の歯化石 |





























