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翅脈・脚節まで確認、白亜紀の有翅昆虫を内包したミャンマー産バーマイト(ビルマ琥珀)……神話にも語られた有機質の宝石/【ot4563】
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こちらは、琥珀コレクターにはおなじみのバーマイト(ビルマ琥珀)です。ミャンマー北部フーコン谷で発見されるこの琥珀は、白亜紀中頃の生物や植物片を内包することで知られています。高倍率のルーペで拡大すると、写真のように小型の有翅昆虫が確認できます。白亜紀、つまり恐竜時代の昆虫を閉じ込めた可能性がある標本です。
琥珀とは、樹皮から滴った樹脂が長い時間をかけて硬化し、化石化したものです。もともとは植物が傷をふさぐために出した粘り気のある樹脂で、そこに小さな虫や植物片、気泡などが取り込まれることがあります。
この琥珀の面白いところは、極めてクリアな基質の中に、冒頭の虫といくつかの植物片らしき内包物が浮かんでいる点です。バックライトを当てると、それぞれの内包物がはっきりと浮かび上がり、観察しやすくなります。
30倍以上のルーペで拡大すると、翅脈や脚の節まで確認できます。琥珀に含まれた虫は、通常では考えられないほど良好な保存状態を保つことがあります。樹脂が生物をすばやく包み込み、外気や水、微生物による分解から守ったためです。やがて樹脂は長い時間をかけて硬化し、琥珀へと変化します。
この虫も、恐竜の血を吸ったり、恐竜の皮膚に止まったりしたかもしれません。もちろん、そこまでは化石から断定できませんが、同じ白亜紀の森林環境に生きていた小さな昆虫です。
当時の森には、恐竜をはじめ、爬虫類、鳥類に近い生物、さまざまな昆虫や植物が存在していました。樹脂に閉じ込められた小さな虫は、その生態系の片隅にいた一員です。
大型恐竜の骨のような迫力はありませんが、琥珀の中の虫には、生活環境そのものを想像させる面白さがあります。恐竜時代の森を、ほんの数ミリの虫からのぞき見る。これもまた、琥珀ならではの魅力です。
琥珀内部には、虫とは別に黒褐色の内包物も確認できます。植物片や樹脂由来の濃色部などが考えられます。
バックライトを当てて撮影しました。琥珀は、世界でも古くから親しまれてきた宝石の一つです。透明感のある黄色い本体に光を通すと、内部の濃色インクルージョンがくっきりと浮かび上がります。
琥珀は鉱物ではなく、太古の樹脂が化石化した有機質の宝石です。そのため、石英や水晶のような硬質な輝きとは異なり、どこかやわらかな質感をもちます。
とりわけバーマイトは、紀元後1世紀には、すでに中国との交易品として知られていたとされます。古い中国の記録では、雲南省方面に由来する琥珀として扱われ、漢代には装飾品や工芸品として利用されていました。
琥珀の美しさは、古来より人々を魅了してきました。
古代ギリシャには、琥珀にまつわる有名な神話があります。太陽神ヘリオスの息子パエトンは、父が毎日空を走らせている「太陽の馬車」に乗りたいと願いました。ところが、いざ馬車を走らせると、馬をうまく操れません。太陽が空に近づきすぎたり、大地に近づきすぎたりして、世界中が大混乱になります。
そこでゼウスが雷を落とし、パエトンを止めました。パエトンは川に落ちて命を失い、それを悲しんだ姉妹たちは、泣き続けた末に木になったとされます。そして、その木から流れた涙が固まり、琥珀になった、という話です。
もちろん、これは神話上の物語です。しかし、黄金色に透ける琥珀が、古代の人々にとって「太陽」や「涙」を思わせる特別な存在だったことが伝わってきます。
左右約15ミリです。
100円硬貨との比較です。極めて透明度の高い美しい琥珀です。ルーペでのぞくと、内部に保存された有翅昆虫が確認できます。翅や脚の細部まで見える点が、本標本の大きな見どころです。
白亜紀の樹木から滴る樹脂を描いた想像復元図です。
商品スペック
| 商品ID | ot4563 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 翅脈・脚節まで確認、白亜紀の有翅昆虫を内包したミャンマー産バーマイト(ビルマ琥珀)……神話にも語られた有機質の宝石 |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.5cm×1cm×厚0.3cm |
| 商品解説 | 翅脈・脚節まで確認、白亜紀の有翅昆虫を内包したミャンマー産バーマイト(ビルマ琥珀)……神話にも語られた有機質の宝石 |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































