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【極美・浮遊性ウミユリ】ドイツ・ゾルンホーフェン産サッココーマ(Saccocoma tenella)。リトグラフ石に展開する23mmの「海の星」/【ot4548】
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こちらは、ドイツ・ゾルンホーフェンの緻密な石灰岩に刻まれた、サッココーマの優美な姿です。サッココーマ……。皆さん、発音できますか?サッココーマ……。この変わった生物は、中生代ジュラ紀の海を自由に泳ぎ回っていた浮遊性のウミユリです。植物のユリに似ていますが、実はヒトデやウニと同じ棘皮動物の仲間です。
これほど繊細な構造が平面的に美しく残るのは、ゾルンホーフェン特有の穏やかなラグーン環境があればこそ。太古の海が遺した天然のジュエリーです。
詳しくはコラム”なぜ、ゾルンホーフェン化石は「異常なほど」よく残るのか”をご覧下さい。
付属のスタンドを使って、立てて展示することもできます。ゾルンホーフェン産の石灰岩は、古くから石版印刷の版石、すなわちリトグラフ用の石材として利用されてきました。そのきめ細かな地肌に浮かび上がる化石は、まるで絵画のようです。
浮遊性であるため「根」を持たず、プカプカと海中を優雅に舞っていたこの生物。自由を愛する人にとっても、どこか親近感が湧く存在かもしれません。
サッココーマが採集されるゾルンホーフェンは、始祖鳥が発見されたことでも知られています。この小さな星屑のような化石が、恐竜たちが闊歩していた時代の海を漂っていたと思うと、知的好奇心がくすぐられます。
光を斜めに当てると、微細な凹凸が立体的に浮かび上がります。
裏面は、ゾルンホーフェン産らしい均質で滑らかな質感を保っています。
厚みは約5ミリです。この層理は、かつて海底に積もった石灰泥が、長い時間をかけて岩石へと変化したものです。
本体の幅は約23ミリです。
100円硬貨との比較です。ちなみに、サッココーマ(Saccocoma)という名は、ギリシャ語で「袋のような髪」を意味します。ちょっと不思議なネーミングですが、私なら「海の星」のような意味を持つ名前にしてみたいですね。皆さんなら、どのような名前をつけたいでしょうか。
こちらはジュラ紀の海中を漂うサッココーマの優美な姿を復元した想像図です。
商品スペック
| 商品ID | ot4548 |
|---|---|
| 年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
| 学名 | 【極美・浮遊性ウミユリ】ドイツ・ゾルンホーフェン産サッココーマ(Saccocoma tenella)。リトグラフ石に展開する23mmの「海の星」 |
| 産地 | Solnhofen, Germany |
| サイズ | 本体幅2.3cm 母岩含め全体7.8cm×6.8cm×厚0.5cm |
| 商品解説 | 【極美・浮遊性ウミユリ】ドイツ・ゾルンホーフェン産サッココーマ。リトグラフ石に展開する23mmの「海の星」 |

ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)






























