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絵画のような味わいが素敵!世界的な化石産地、ドイツ・ゾルンホーフェンの白ジュラ(特有の白い石灰岩)から採集された、極上のエリィマ(Eryma sp.)/【ot4323】
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こちらは、世界的な化石の名産地、ドイツ・ゾルンホーフェンの白い石灰岩から採集された、古代のロブスターの仲間、エリィマです。エリィマは、約1億5千万年前のラグーン(礁湖)に生息していたとされ、現在のザリガニやロブスターの祖先的な存在と考えられています。
ご覧のように、抜群と申し上げて良い素晴らしい保存状態を維持しています。ゾルンホーフェン産の化石は総じて保存状態に優れていますが、これは、塩分濃度が高く、酸素が低い海底に急速に埋没したためと考えられます。嫌気性環境では、腐敗が進みにくいため、こうして全形が素晴らしい状態で維持されることがあります。
非常に特徴的なハサミの部分は、先端の二股に分かれた構造まで完璧に保存されています。ゾルンホーフェン産といえども、このレベルの精緻さが保たれている例は決して多くありません。白く美しい石灰岩との対比が際立ち、まるで芸術作品のような美しさを湛えた標本です。
右側のハサミも、完璧と申し上げて良い、凄まじいコンディションを維持しています。
腹部から尾部にかけても、欠けたところがなく、パーフェクトな状態を維持しています。
裏面です。この美しい色合いは、ゾルンホーフェンの石灰岩の最大の特徴です。上部ジュラ紀の閉鎖的なラグーン環境で形成された、特別な石です。外洋との水の交換が限られ、塩分濃度が高く、かつ酸素が少ないため、生物の死後の腐敗や撹乱がほとんど起こらず、こうした石灰の泥に含まれた微粒の堆積物が生物を守ることで、驚くべき精細な保存状態を維持することができました。 同層からは、かの有名な始祖鳥や翼竜、カブトガニなど、世界的に知られる標本が発見されています。
側面から撮影しました。何層にもわたって堆積物が積み重なったことが分かります。
約10センチ四方の母岩に、約44ミリのエリィマが、保存された、いかにも上質な標本です。
100円硬貨との比較です。スタンドに載せることで、まるで絵画のような味わいを演出できます。世界的な化石産地、ドイツ・ゾルンホーフェンの白ジュラ(特有の白い石灰岩)から採集された、極上のエリィマです。
商品スペック
| 商品ID | ot4323 |
|---|---|
| 年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
| 学名 | 絵画のような味わいが素敵!世界的な化石産地、ドイツ・ゾルンホーフェンの白ジュラ(特有の白い石灰岩)から採集された、極上のエリィマ(Eryma sp.) |
| 産地 | Solnhofen, Germany |
| サイズ | 本体 4.4cm(触覚まで) 母岩含め全体10.8cm×10.1cm×厚0.7cm |
| 商品解説 | 絵画のような味わいが素敵!世界的な化石産地、ドイツ・ゾルンホーフェンの白ジュラ(特有の白い石灰岩)から採集された、極上のエリィマ(Eryma sp.) |

ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)






























