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初登場!全身をトゲで武装した捕食性ワーム、カンブリア・モンスターの一つ、コリネティス・ブレヴィス(Corynetis brevis)/【ot4298】
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こちらは、カンブリア紀前期(約5億1,900万~5億1,300万年前)に登場した、極めて古い生物……コリネティスの化石です。コリネティスは、中国・雲南省の澄江(チェンジャン)生物群に属する希少な化石で、カンブリア爆発の初期に出現した生物と考えられています。
カンブリア爆発とは、約5億4千万年前ごろに多くの動物のグループが一斉に現れ、生命の多様性が爆発的に増えた地球史上の大事件のことです。
コリネティスはチェンジャン生物群の中でもとくに産出例が少なく、非常に珍しい標本です。化石セブン初登場!
コリネティスは捕食性のワームの仲間に分類されています。カンブリア紀前期には、こうした肉食性のワームが多様に登場しており、コリネティスもその一つだったと考えられています。
こちらの標本では、コリネティスの胴部が明瞭に保存されています。本来、コリネティスの全身は無数のトゲで覆われていたと考えられています。この標本にも、トゲが生えていた痕跡とみられる小さな孔が、いくつも確認できます。
胴部は太いこん棒のような形をしており、全身にはトゲが生えていたと考えられています。体の先端には吻部(口のある部分・写真上側と推定)があり、えさを捕らえる役割を果たしていたとみられます。また、尾の端には突起があったとされています。
コリネティスは、待ち伏せ型のハンターで、普段は海底の泥の中に潜んで暮らし、小さな動物を狙って捕食していたと考えられています。目はもたず、触覚を使って餌を見つけていたと推定されています。
カンブリア紀の生物の多くは、現生生物と直接のつながりをもたない中で、コリネティスは現生のプリアプルス類の祖先にあたる可能性があるとされています。プリアプルス類は、現在の海にも生息する動物で、冷たい海の砂や泥の中に潜んで暮らす“穴掘りワーム”として知られています。
裏面には、別の生物の一部とみられる部分化石が見られますが、生物の種類までは同定されていません。
澄江(チェンジャン)動物群の堆積物は、非常にきめが細かく、薄い層が何層にも重なっているのが特徴です。
本体の長さは約25ミリあり、肉眼ではっきりと確認できます。こん棒のような体の形がよくわかり、尾部とみられる部分には突起も残されています。
100円硬貨との比較写真です。コリネティスは、カンブリア紀爆発で誕生した生物の中でも初期のグループに属します。全身にトゲをまとったワーム(捕食性動物)で、こちらはその化石です。コリネティスは、澄江(チェンジャン)動物群の化石の中でも産出例が少なく、非常に希少な生物の一つです。
コリネティスの復元イラストです。右側が吻部、左側が尾部です。
商品スペック
| 商品ID | ot4298 |
|---|---|
| 年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
| 学名 | 初登場!全身をトゲで武装した捕食性ワーム、カンブリア・モンスターの一つ、コリネティス・ブレヴィス(Corynetis brevis) |
| 産地 | 中国雲南省 |
| サイズ | 本体直線距離2.5cm 母岩含め全体5.8cm×5cm×厚1.7cm |
| 商品解説 | 初登場!全身をトゲで武装した捕食性ワーム、カンブリア・モンスターの一つ、コリネティス・ブレヴィス(Corynetis brevis) |

カンブリアモンスターとは?
カンブリアモンスターは、約5億4100万年前から4億8500万年前のカンブリア紀に生息していた動物群を指します。
この時期は、地球上の生命が急速に多様化した「カンブリア爆発」として知られ、現代の動物門の多くが初めて出現しました。
カンブリアモンスターと呼ばれる生物には、Anomalocaris(アノマロカリス)やOpabinia(オパビニア)などのユニークな形態を持つものが含まれます。これらの生物は、複雑な体構造や特殊な捕食器官を持ち、海洋の食物連鎖の頂点に立っていたと考えられています。
カンブリアモンスターは、化石記録に残る初期の複雑な動物群であり、現代の生物多様性の起源を探る上で重要な手がかりを提供しています。






























