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世界的化石のブランド産地として知られる、ドイツ・ゾルンホーフェン産デンドライト(Dendrite)/【ot4274】
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本標本はジュラ紀(約1億5千万年前)の地層から産した、ドイツ・バイエルン州ゾルンホーフェン産デンドライト(Dendrite)です。デンドライトは一見すると植物の化石のように見えますが、実はそうではありません。マンガンや鉄などの金属成分を含む地下水が、岩石の割れ目や層理に沿って浸透し、結晶として析出することで形成されたものです。その成長過程が樹木やシダのような形状を描くため、自然が描いた「風景画」のように見えるのが大きな特徴です。
ゾルンホーフェンといえば、始祖鳥をはじめとする数々の世界的化石を産した、非常に有名な石灰岩層として知られています。緻密で均質な石灰岩は古生物の細部までを保存することから、古生物学史においても特別な位置を占める産地です。
本品では淡いクリーム色の母岩に対し、褐色から濃褐色のデンドライトが、まるで森や草原が広がる景色のように展開しています。枝分かれの細かさ、広がり方のバランスが非常によく、視線を引き込む完成度の高い一枚です。
デンドライトは世界各地で産しますが、ゾルンホーフェン産のものは、母岩の質の高さと模様の繊細さから、特にコレクター評価の高い産地です。単なる模様石ではなく、地質学・古生物学の文脈を持つ点も、本標本の大きな価値と言えるでしょう。
板状に薄く割れた標本であるため、デンドライトの模様が平面的に美しく現れており、壁面展示やイーゼル展示にも向いた形状です。見る角度や光の当て方によって模様のコントラストが微妙に変化し、長く眺めても飽きの来ない魅力があります。
先入観や知識を持たずに見れば、植物の印象化石のようにしか見えないでしょう。
裏面には、ゾルンホーフェン特有の白ジュラと呼ばれる美しい乳白色の石灰岩が広がっています。この地域の石灰岩は、昔から様々な用途で利用されてきました。非常にきめが細かく均質であることから、中世以降、版画用の石版(リトグラフ)として重宝されてきたことで知られています。19世紀には、この地の石灰岩を用いた石版印刷がヨーロッパ各地に広まり、芸術や出版文化の発展を支えました。
側面から撮影しました。比較的薄い標本ですが、丁寧に取り扱っていただければ、十分な強度があります。
最長部は約30センチに迫る、非常に立派なデンドライトプレートです。
100円硬貨との比較です。こうして付属の黒スタンドに載せれば、絵画のような味わいを演出できます。
商品スペック
| 商品ID | ot4274 |
|---|---|
| 年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
| 学名 | 世界的化石のブランド産地として知られる、ドイツ・ゾルンホーフェン産デンドライト(Dendrite) |
| 産地 | Solnhofen, Germany |
| サイズ | 29.4cm×20.8cm×厚0.9cm |
| 商品解説 | 世界的化石のブランド産地として知られる、ドイツ・ゾルンホーフェン産デンドライト(Dendrite) |

ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)






























