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大地を恐竜がのしのしと歩いていた時代に形成された琥珀、バーマイト(Burmite)の大サイズ標本/【ot4273】
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こちらは東南アジア・ミャンマーで採集された、非常に古い琥珀「バーマイト」です。別名「ビルマ琥珀」とも呼ばれ、ミャンマーの旧国名であるビルマにちなんで名付けられました。バーマイトの最大の特徴は、その圧倒的な古さにあります。形成されたのは約1億年前とも言われ、大地を恐竜が闊歩していた時代にまで遡ります。

こうしたインクルージョン(内部に含まれるもの)も同じ時代のものである可能性があり、当時の生態系を知るための「小さなタイムカプセル」として知られています。

バーマイトに限らず、琥珀はもともと樹木の樹液が起源です。その樹液が長い時間をかけて堆積し、固化したものが、私たちの知る琥珀となりました。
バーマイトが形成された森は、熱帯雨林に近い環境で、河川・湖・ラグーン・湾などに囲まれており、森林火災がしばしば発生していたと考えられています。こうした黒褐色の内包物は、その痕跡なのかもしれません。

ロンドン自然史博物館に所蔵されている大型のバーマイトを分析した結果、白亜紀にしか存在しない物体が発見され、これがバーマイトの年代を特定する大きな手がかりとなりました。
さらに、琥珀が採集される渓谷の地層から得られた鉱物ジルコンを放射年代測定で調べたところ、約9,800万年前に起源を持つことが明らかになり、この点からもバーマイトが極めて古いものであることが裏付けられました。

バックライトを当てずに撮影した一枚です。

指の後ろから光を当てて撮影すると、ご覧のように煌々と輝き出します。このダイナミックな輝度の変化こそが、「人類最初の宝石」ともいわれる琥珀の美しさです。

左右約26ミリあり、バーマイトとしてはかなり大きな部類に入ります。

100円硬貨を上回るサイズです。
商品スペック
商品ID | ot4273 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大地を恐竜がのしのしと歩いていた時代に形成された琥珀、バーマイト(Burmite)の大サイズ標本 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.6cm×1.2cm×厚0.5cm |
商品解説 | 大地を恐竜がのしのしと歩いていた時代に形成された琥珀、バーマイト(Burmite)の大サイズ標本 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。