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大きな植物片を内包、虫も見られます、約1億年前に形成された、非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4218】
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こちらは一体何だと思いますか?約1億年前のミャンマー産琥珀(バーマイト)を観察していた際に見つけた虫です。
虫の種類までは特定できませんが、頭部、腹部、尾部、脚などが明瞭に保存されています。この地域の琥珀は白亜紀中期に形成されたもので、世界的に見ても非常に古いものです。つまり、こちらの虫も白亜紀中期に生きていた可能性があるのです。ロマンですよね〜。
こちらの琥珀には、植物の一部と考えられる大きな物体が含まれています。
冒頭にご紹介した虫は左上に、植物片は右側に見られます。また、琥珀内部には所々に気泡も確認できます。
さすがに空気は、長い年月の中で基質を通じて交換されているとは思いますが、「もしかすると恐竜が吸っていた空気かもしれない」と、ほんのわずかな可能性にロマンを感じてしまうのは、私だけではないはずです。
虫や植物片以外に目立った内包物がないため、観察しやすい標本です。後方から補助光をあてながら撮影すると、内包物がシルエットとして美しく浮かび上がってきます。
それにしても、この植物片は一体何なのでしょうか。種子の一部のようにも見えますが、はっきりとしたことはわかりません。
ミャンマー産の琥珀(バーマイト)には、被子植物(花を咲かせる植物)、裸子植物(針葉樹)、コケ類、シダ類、さらには花粉や胞子など、さまざまな植物の断片が内包されていることが知られています。
こちらには、有機物の一部と考えられる断片が確認できますね。
ご覧のとおり、非常に透明度の高い標本です。
また、本標本は扁平な形状をしているため、光を通しやすく、肉眼でも内包物の存在にすぐ気づくことができます。とはいえ、ぜひ高倍率(30倍以上)のルーペをご使用ください。冒頭の写真のように、虫や植物片の細部まで精緻に観察することが可能です。
左右の幅は約2センチほどです。
100円硬貨との比較写真です。
ミャンマー産の琥珀は、旧国名にちなんで「ビルマ琥珀」や「バーマイト」とも呼ばれています。約1億年前の白亜紀中期に形成されたとされ、世界的にも非常に古い琥珀のひとつです。虫や植物片などの内包物を、ルーペでじっくり観察する楽しみもあります。ぜひその魅力を実際に手に取ってお確かめください。
商品スペック
| 商品ID | ot4218 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 大きな植物片を内包、虫も見られます、約1億年前に形成された、非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 2cm×1.1cm×厚0.1cm |
| 商品解説 | 大きな植物片を内包、虫も見られます、約1億年前に形成された、非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































