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透明度が高く美しい!虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4212】
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こちらは、東南アジア、ミャンマーの中央地溝帯にある白亜紀の堆積盆地(フカワン盆地)から採集された、琥珀です。この地域から産出する琥珀は、「バーマイト」と呼ばれ、世界中の化石コレクターから高い人気を集めています。
何しろ、その形成年代は、約1億年前に遡るとされ、恐竜時代の虫や植物を内包しているのです。昆虫、クモ類、各種植物、ときに、恐竜の羽毛まで含まれていることがあります。昆虫は、これまで1000種類以上、発見されており、当時の生態系を知る上で、貴重な資料とされています。

非常に古い琥珀なのですが、中には、透明度が高い個体が含まれています。内包物を観察する際、透明度は非常に重要です。

なぜ、バーマイトが約1億年前に起源を持つとわかったのでしょうか。それは、琥珀を含む層から発見された鉱物のジルコンの放射年代測定で計測したところ、約9800万年前に形成されたことが分かったためです。まさに、恐竜が大地を闊歩していた時代に、この琥珀も形成された可能性があるのです。
ちなみに、琥珀の原料は、木の樹液です。樹液が地面に落ち、嫌気性の環境に長く置かれ、少しずつ固化したものが琥珀なのです。

ご覧のように、内部には、小さな虫の痕跡が潜んでいます。当時、この地域は、熱帯雨林に近い環境だったと考えられています。河川、湖、ラグーンなどに囲まれた大規模な森があり、自然発火による森林火災がたびたび起こったという説が有力です。
木が自身の傷を修復するために、樹皮から染み出した樹液が地面や海辺に落ち、長い年月をかけて化石化したものが、バーマイトだと言われています。

左右約15ミリあります。

100円硬貨との比較写真です。内部に虫が含まれた、約1億年前の琥珀、バーマイトです。透明度が非常に高く美しい標本です。
商品スペック
商品ID | ot4212 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 透明度が高く美しい!虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.5cm×0.5cm×厚0.3cm |
商品解説 | 透明度が高く美しい!虫を内包した恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。